先日は第3回目の活動でした。
群馬にはもともと「木セミ」という『学び合い』の会がありましたが、
木曜日だとなかなか参加できない、『学び合い』についてもっとじっくり知りたい、というニーズに合わせて、新たに作ったのがこの「『学び合い』初心者の会」。通称「ふたばの会」です。
初回は私が『学び合い』とはどういうものか、紹介しました。
それとほぼ同様の内容をこちらの記事にまとめてありますので、是非!
www.futaba1107.comwww.futaba1107.com
自分なりに分かりやすく説明したつもりでした。
しかし私の紹介は、私の実践の紹介でしかありません。
私が伝えられることと、参加者が本当に知りたいこととの間には少しギャップがありました。
頭では理解したけど… で終わらせないようにするためにはどうしたらよいのか。
『学び合い』を知るには、生の授業の様子を見るのが一番。
でも平日に他の学校の授業を見に行くなんてこと、なかなかできません。
ならば、この会では「いろんな人の授業を見よう」ということになりました。
いろんな人の実践を見聞きするからこそ、得られることも多いのではないかと思います。そして実際、私も多くの授業を見る中で、学ぶことが多くありました。
守秘義務はしっかり守っています。けれど不特定多数の方が見るのは…
ということもあるので、あまりオープンにはしていません。
そういうこじんまりとした、でもじっくりと語り合える会。そんな風にしています(^^)
興味のある方は直接連絡いただければと思います。
話は変わりますが、
いろいろな情報を得ていくうちに、こうした集まりはものすごく重要なんじゃないかと思うようになりました(ただ自分で言うか笑)。
今、教員採用試験の合格倍率は激減しています。
質の確保という点で3倍以上は必要らしいですが、小学校に限って言えば、この3倍を下回る自治体が出てきています。2倍を切るところもあります。新潟なんて1.2倍です💦
病気などで休職される方もいます。
しかしそこに入れる臨時の方が足りません。既に臨時として働いているか、教育学部や教員養成系大学を出ても教職を目指さない、そういう人も増えてきています。
もちろん教職に就くのですから、その専門性の高さは必要です。スキルアップを図るのも当然。昔と比べて質が下がったと言われても言い返せないところもあります。それは重々承知の上です。
しかしこのままでは、現状の学校を維持するのも厳しくなってきます。
昔は学校や地域が若手の先生を育てるという風潮があったそうです。
しかし今は即戦力が求められます。求められていることもどんどん増えています。
需要と供給のアンバランスさ。
ますます加速していくことでしょう。
本当はこの会のような集まりがなくても、勤務校内で相談できれば済むんです。
わざわざ土日に時間を作らなくても、勤務帰りにちょっと寄って話せるだけでもだいぶ違うと思います。
でもなかなかそういうわけにはいかない。
だからこういう集まりが必要なんです。
大きなものではなくていいと思います。
気合を入れすぎると、継続しづらくなります。
大事なのは、「そういう場がある」ということです。
こうした取り組みで救われる教師が増えます。
それによって救われる子ども、保護者、地域も増えます。
日本が変わります。
日本の後を追う国の希望になれます。世界が変わります。
無理に教職に魅力を持たせようとするのではなく、
多忙化解消や働き方改革を進めようとするのでもなく、
その場にいる人たちが互いに関心をもち、あれこれとおしゃべりする。
それだけの時間と環境を確保するだけでも大きく変わるのではないかと思います。
最後になりましたが、参加してくださった皆様、ありがとうございました(^^)
おもしろおかしくやるんべぇ♪