算数の話。
今「10000までの数」をやっています。
単元の中での配当時数は10時間くらいですが、7,8時間で終わってしまいました。
しかも私が直接「教える」ことはほとんどありませんでした。
なぜ、それでもできてしまったのか?
それは、1学期までさかのぼります。
「1000までの数」という単元がありました。
その際、表記や計算の仕方などを、自分の言葉でまとめ説明するという活動に繰り返し取り組みました。
その時に考え方が身についていたのが大きかったのだと思います。
今回は既習事項を活用して、自分でどんどん理解を進めることができました。まとめることも説明することもほとんど必要ありませんでした。
「かけ算」だってそうです。
5の段やって、2の段をやれば、もうある程度、九九の構成の仕方は分かります。
既習事項を活用すれば、わざわざ「教え」なくてもどんどんできるはずなのに、こちらのペースに合わせようとするから時間がかかります。信じて任せれば子どもたちの力を大きく伸ばすチャンスなのに、こちらのペースに合わせようとすることでその効果も得られません。
そして何より、子どもたちが自ら学ぼうとする意欲を削ぐことにもなってしまいます。
間違えたってそこで気付いて修正していけばいいんです。
信じて任せることで、子どもたちはどんどん学んでいきます。
まぁ、そうやって委ねてくと、今度はその意欲の高さにこちらが置いていかれそうになるのですけれど笑
誰にも教えられなくとも、這って、立って、歩いて、言葉を獲得するだけの力を持つ子どもたち。
今もこうして、新たなことをどんどん吸収しようとしています。
その意欲をどうしたら削がずに済むのか。
教育を担う教員が、子どもたちの成長のストッパーになっていたら本末転倒ですし、
それほどやるせないことはありません。
それを考えるきっかけをくれたのは、やはり目の前の子どもたち。
聞く必要のある話は真剣に聞いていますし、
「その話は不要」と思った瞬間、態度で分かりやすく教えてくれます笑
そんな「子どもに学ぶ教師の会」のイベントを、2月23日(土)に開催します。
イベントページを、あさって土曜日には立てようと思います。
詳しくはそちらを、お楽しみに(^^)
おもしろおかしくやるんべぇ♪