昨日はこんなイベントに参加しました。
2018年。「健康」をテーマに、いろいろと学びを深めました。
そしてそこには「食」が大きくかかわっているという、当たり前と言えば当たり前のことに気付かされました。
そして「食」には「土」や「水」などの「自然」が大きくかかわっているという、これまた当たり前すぎることに、今更気付かされました。そんな2018年。
先日、たまたまFacebookを開いたとき、今回のイベントページが目に飛び込んできました。
「自然」について興味を持っていて、話を聞いてみたいという気持ちもありましたし、このイベントが開催される「Re:Homeアカデミー」という場にも興味を持っていたので、「これは行くしかない」と思い参加しました。
参加するまで、そもそも日本の「林業」って成り立っているの?
というくらい無知でした。建築用の木材はほとんど輸入用だと思っていたので。
ところが今は少しずつ国内産の木材の活用が推進されているようです。初耳でした。
とはいえ林業関係者は大変そう。補助金もらって何とかだそうです。
林業を考える時、凄く分かりやすいなと思ったのが、
「植えてから収穫するまでに7、80年かかる農業」
という表現です。なるほど。
これは新規参入しづらいし、短期で結果の出るものでもないので、人が離れてしまうのも頷けます。
そして
「自分で育てた木は、自分では使えない」
今使える木材は、先代が植え、育て、守ってきてくれたからなんですね。
今植えても、それを使えるのは子ども、孫世代。
なんとも壮大な話だと思いました。
今、林業関係者が減り、森が手つかずの状態になり、大変なことになっています。
手つかずになれば、木々が増えて良いような感じがします。
しかし人が手を入れた森は人が手を入れなければならないんですね。
木が密集すると、根がしっかりと張らなくなってしまいます。
結果として森が水を含んでいられなくなったり、水を含み切れなくなって、山が崩れたりしてしまいます。
ならもっと間隔をあけて木を植えれば良いと思うのですが、
最初は密集させて植えることで、日光が真上から当たるようになり、建材に使えるような真っ直ぐな木になるそうです。そうでないと曲がってしまうのだそう。
たくさん植えて、間伐してというのは理に適った、必要な営みだったのです。
今手つかずの森は7、80年前に植えられたもの。
戦後のベビーブーム。人口が爆発し、建物需要が増えることを想定し、植えられた木です。
手入れが行き届かないと、森が枯れてしまうそうです。
輸入に頼れば良いという話でもありません。
豊かな森は豊かな水を生み出します。それが流れて豊かな川を作り、そして豊かな海が作られます。
森が枯れれば水が枯れ、川も海も枯れます。
他国にとっては喉から手が出るほど欲しい日本の水資源です。
川や海が枯れれば、水産資源も危うくなります。
不安を煽りたいわけではないけれど、、、結構マズイ事態だよね。
では何をすればいいのかというと、難しいのですが、
まずは多くの人が現状を知る必要があるのではないかと思います(^^)
木のぬくもりっていいよね。
程度の良い古民家を、県内産の資材を使ってリノベーションして暮らせたらいいなぁ。
あとは日本の高い技術力を生かして、エネルギー源として利用できるようになったらいいなぁ。
木には記憶もあれば、木同士でやり取りをしているなんて話もあるから、データを保存したり通信する新たな媒体として活用できないかなぁ、なんてね。
おもしろおかしくやるんべぇ♪