算数では分数のたし算とひき算をやっています。
今回は異分母の分数の計算なので、通分が必要なパターンのやつです。
よく、分数のたし算やひき算では、「分子同士だけでなく、分母同士も足したり引いたりしてしまう」ということが想定されます。
ところが、
「分数とはどういう数か」という意味はよく分かっているので、既習事項を基にすれば、分母を足したり引いたりすることは、ほぼありません。
むしろ間違えやすいのは、正しく計算すること。
・ひき算なのにたし算をしてしまう(逆もしかり)。
・そもそもの、たし算やひき算の計算ミス。
・通分のミス(分母に3をかけたのに、分子には2をかけてしまう、など)。
・約分のミス(分母は3で割ったのに、分子は2で割ってしまう、など)。
・仮分数から帯分数に、帯分数から仮分数に直すときに、分子を間違える。
・帯分数の整数部分の計算を忘れる。
・帯分数の整数部分を、分子の十の位の数字と読み間違える。
・仮分数を帯分数に直したらホッとしてしまって、約分を忘れる。
・最小公倍数ではない分母で通分し、計算後の分母と分子が大きくなりすぎ、約分できることに気づかない。
とまぁ、計算において気をつけなければならないことが、ぱっと思いつくだけでもこれだけ出てきます。
これらのうち、どこかを間違えるだけで、その計算は不正解になってしまいます。
そうなると、分数のたし算やひき算においては、
「どうやって計算するか」よりもまずは「正しく計算する技能を高めること」の方が大切なように思います。
ならば、計算の仕方の説明にかける時間をどれだけ減らし、計算練習に時間をどれだけ費やせるか。
一問にそこまで時間をかけられませんから、ある程度慣れてスピードを上げることも必要。そうなるとそれだけの練習量も必要です。
「なぜそういう計算になるのか」を考えさせ、計算の仕方をペアやグループ、もしくは学級全体で説明させるという、今主流の授業とは真逆です(^^)
むしろ、詰め込み型笑
全てを「なんちゃらスタンダード」に当てはめる必要は無いと思います。
話し合い学び合い型か、教え込み詰め込み型か、その区別さえも必要ないと思います。
その教科や単元の特性から、どう取り組むのが最大限ベターかを考え、
あとは試行錯誤しながら取り組むしかないんじゃないかなぁ。
想定通りには進まない(^^)
おもしろおかしくやるんべぇ♪