おもしろおかしくやるんべぇ~ゆとり世代も悪かねぇ~

THEゆとり世代。さとり世代とも言われる世代「ふたば」の見方や考え方、そして日々の学びをまとめたブログ。

これからの日本、これからの教育

 

昨日は地元高崎のたまごホールにて開催された、とある講演会に参加しました。

 

講師は元文科省寺脇研さんと前川喜平さん。

 

ゆとり世代の私にとって、お二人の話は興味ありあり。

こんな凄い講演会が高崎で開催されちゃうんてすね。しかも、しれっと。

 

 

 

 

話の中で心に残ったこと。

 

それは今、

 

子ども1人に対し、大人は7人いるということ。

 

 

これを年金や介護のこととかで考えると、少ない働き手で多くの高齢者を支えなければならないことが明らかになってくるから絶望的…

 

でも教育で考えてみると、希望ばかり。

これほど子どもに対して手厚く支援できる状況なんて、これまでの日本にはなかったのだから。

 

「子どもがこんなに少ないのに、どうして大人が守ってやれなかったのか」

心にグサッときますが、でもそれも事実。受け止め繰り返さぬよう前に進まなくては。

 

 

AIやロボットを駆使するなどし、少ない労働力でも維持できる新たな社会を形成する。

そのための素地を形成したり、そのための力をこれからの子たちが高められるような環境を整備したり。今の大人はそこに注力せねば。

結局は、自分の老後にも関わってくるわけですから(^^)

 

 

もう一つは、

 

教師だけで教育ができると思うな

 

随分上からだなって感じですが、まぁそれはいいです。それもまた事実ですから。

 

 

公立の小中学校は、郡市、地域のもの。

昔は地域の人が、自発的に校庭の手入れとかを手伝ってくれていたと思います。

勤務校でも、大雪が降ったときに除雪を手伝ってくれた方がいました。ありがたや。

 

学校や子どもは地域の宝。この感覚が普通だったと思います。

 

いつから学校と地域との距離がこんなに遠くなってしまったのでしょう。

 

防犯上の問題もありますが、不審者に入り込む余地を与えている時点でもう問題なのでは。

日頃から地域の方が入っていて顔見知りになっていれば、普段いない方がその場にいれば分かるはずです。そしてそういう関係ができている場には入り込みづらいと思います。

 

隣の家の人と話すこともないくらいですから、お互いの無関心さがこういう状況を生んでしまったのかもしれませんね。

 

 

日本語を話せない外国籍の子が増えます。

特別な支援を要する子が増えます。

でも本来は、一人ひとりみんな違うわけですから、40人なら40通りの特別な支援が必要なはずです。

 

経済の縮小で税収が落ち込みます。

税収が落ち込めば、教育にかけられる予算が減ります。

そんな状況で一人ひとりにあわせた特別な支援なんてほぼ不可能です。

 

子ども同士で支え合うことにも、限度があると思います。

多様になればなるほど対応しきれない。

どこかで自己犠牲がつきものになってしまいます。

 

「多様な人と折り合いをつける」

同年代の子たちだけでなく、幅広い世代の人と折り合いをつけられたほうが、きっと「得」だと思います。

 

ただ見守る側の大人の間に、なんでもやってあげるのではなく、あくまで子どもがやろうとしていることの支援に徹する、なんて共通の理解が必要となるでしょうが。

 

 

学級単位、学校単位の『学び合い』の限界。子どもと教師との間で行われる教育の限界。

 

地域単位の『学び合い』へ。

その必要性は年々高まっていると思います。

急にやろうと思ってできることではありません。

少しずつでも、できることから始めなければ。

 

 

 

 

「昔は良かった…」

「これからの子は大変だよね…」

「これだから、ゆとりは…」

 

聞きたくもないことを聞かされ、

自分で選んだわけでもないのにゆとりゆとりと揶揄され…

 

大人世代に、世の中に、イライラしていた時もありました。

 

 

でもそのゆとりの中で、あれこれ考える時間を持てました。

大人の言う当たり前を当たり前とみるのではなく、疑ってかかりました。

考えれば考えるほど泥沼にはまっていき苦しい時期もありましたが、そういう時期があったことのありがたさを、今では感じます。

ずっと詰め込まれていたらあれこれ考える余裕はなかったし、どこかで限界が来ていたかもしれません。

 

ゆとり教育に関していろいろな意見があると思いますが、今の私があるのはゆとり教育のおかげです。

批判にも耐え、進めてくださりありがとうございました。

今度は私が日本を変えていきます。群馬から。教育を通して。

 

 

そんなことを講演会後に話しました。

 

寺脇さんと。

 

しかもマンツーマンで。

 

宣言してしまった。

 

 

やば。

 

 

 

前川さんは少し早めに帰られたのでお話しできず。残念。

 

 

今回の講演会を主宰である、RnSIさん。

 

www.rnsi.work

 

代表の伊藤さんも、

「このままでは日本がもたない。ここ群馬から変えていく。このままじゃ死んでも死にきれん。」

というもの凄く熱い志をもった方です。

上野村で活動されているということで、今度お邪魔してじっくりお話を聞いてみたいなぁ。

 

 

いやぁ、

まさかこんなことになるとは。

こんな出逢いがあるとは。

 

何が起こるかわかりませんね。

最近少し出不精でしたが、新たな環境に身を置いてみることを辞めてはいけないなと感じました。

 

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪