戦後、西洋に倣って経済発展を成し遂げ、物質的・金銭的な豊かさを得ました。
それで「幸せになったか」と考えると、うーん。
衣食住に困ることなく生活できるようになったことは、間違いなく素晴らしいことです。大病を患ったり事故に巻き込まれたりしない限り、そう簡単には死にませんから。
しかしそのことが「ありがたい」ことではなく「当たり前」のことになってしまいました。
あらゆること・ものが「当たり前」。
物質的・金銭的な豊かさを得る一方で、精神的な、心の面の豊かさを失ってしまったように思います。
そんなこともあり、
公務員の前身=武士
なわけですから、
武士の心を学び始めました。
忘れかけている東洋的な思想を思い出し、西洋的な思想と融合することで、
目指すは中庸的な存在!
そんな時、
たまたまこんな雑誌を目にしたので、
吉田松陰の愛読書から学ぶことにしました。
今後読みたいのが、
です。
そして今回。
まず初めに読んだのは、
「四書」の一つ、「論語」
面白いほどよくわかる論語―時代を超えて生き続ける、日常生活で役立つ孔子の教え (学校で教えない教科書)
- 作者: 石田琢智
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2012/07/01
- メディア: 単行本
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この本と併せて読み進めました。
面白いなぁと思ったのが、孔子からどんな教えを受けたのかが、弟子ごとに違うということ。
孔子の思想や理念といった「抽象」の部分は一貫したものであって、
それをどのように一人ひとり違う弟子たちに伝えるか、という「具体」の部分に関しては結構バラバラ。なので、一見矛盾しているように感じることもありました。
まさに「具体」と「抽象」。
自分が無意識のうちに自然とできてしまうことは、わざわざ言葉にする必要がありません。それを弟子たちに伝えるということは、きっと孔子も、自身の言行を一致させる難しさを常に感じていたのだろうなぁ。
そう考えると、急に身近な存在のような感じがします。
まぁ、人間そんなもんですよね(^^)
おもしろおかしくやるんべぇ♪