先日、このような記事が話題となりました。
それについて、身近な、自分と違う世代の方と話していてのことです。
いじめの件数が増えたことの背景には、認知件数が増えたことが一つの要因としてあります。
今までは報告されず、その場の指導で流されてしまったものもあるのでしょう。
それらにしっかりと目を向けられるようになったのですから、認知件数が増えるのは当然です。
また、された本人がいじめられていると感じれば、それはもういじめです。
今までといじめの定義、捉え方が変わったことも要因の一つだと思います。
ということは、
「認知されていないだけで、もっと子どもがいた時代の方が、実はいじめが多かったんじゃないか?」
そう感じました。
で、話をしました。父と。
そうしたら、
「それはちょっと違うかも」と。
確かに昔は子どもがたくさんいました。
しかしみんな貧しかったから、他と比べてどうとか、他者を傷つけるなんて発想が、あまりなかったそう。
それに、いわゆる「ガキ大将」と呼ばれるリーダーを中心に、いくつかのグループに分かれていました。
グループ内の調和を乱そうものならガキ大将にやられます。
他のグループと何かあろうものなら、川原でガキ大将同士の闘争です。
ほぼ「群れ」と同じ感覚ですね。
力や立場によって、均衡が保たれていました。
それが良いというわけではありません。
その枠組みの中での苦労もあったと思います。
ただそれによって、「不要な争いを避ける」作用がはたらく、という面もあったのかなと思います。
一人ひとりの「個性」が尊重されるのは大切なことであるけれど、
その「個性」が暴走し、思わぬ被害を生んでしまう可能性もある。
どんな物事にも正負の側面があることを意識しておかねばならないと感じました。
同年代の人と話していて学ぶ良さもあるし、
違う年代の人と話していて学ぶ良さもある。
そして何より、
すごく身近な人から、ふと、学ぶこともある。
おもしろおかしくやるんべぇ♪