4月の学級開きから少しずつ種をまいてきた『学び合い』。
その芽がここにきて出てきています。
ある子のエピソードを。
その子は初めのうちは、何をすべきか分からず、「何をすればいいですか?」と聞いてくることが多くありました。
しかし最近は、
「分からなかったら相談していいんだよね。」「終わったから〇〇さんのところにヒントを出しに行ってくるね。」と言うようになりました。
まだ不安なところがあるのでしょう。確認や報告はしてきます。ただ最初のころの指示を待つような姿とは明らかに違う、まさに「主体的に学びに向かう姿」に近づいてきているように感じます。
その子は先日のテストで100点を取ることができました。
内容もなかなか難しい単元です。本人に聞いてみると、
「分かってない人にヒント出すでしょ。でもそれでも伝わらなかったら言い方を変えるの。困ったら他の人呼んできたりしたの。そのヒントを聞いたりしてたら分かるようになったよ。」
まさに「対話的な学び」。そして自分の不足を知り、それを補うような「深い学び」。
こんな感じで芽が出てきています。クラスの2~3割といったところ。
これから爆発的に増え、またその芽もぐんぐん伸びていくことでしょう。
楽しみです。