このところ「怒る」ことがありません。
まぁ「注意をする」ことはありますが、それもごくたまにです。
かつては「言うべきところは言う」方が良く、そうしないと集団の規律が保たれない、崩壊につながってしまうと考えていました。
しかし最近はそうには思わなくなりました。
「態度や表情が口以上に物語っている」ことに気づいたからです。
その態度や表情が教室の空気を作り出すので、1年が終わってみると同じような感じになっています。なので焦らなくなりました。
まったく同じ指導案で、発問も同じにしたとしても、同じ授業にはならないでしょう。
一つ一ひとつの言葉に、教師の心が表れているからです。同じことを言っても伝わるものが違います。またスピーカーが発している雰囲気も違います。同じ授業になるはずがありません。
教材研究も大切ですが、それと同時に、自分はどんなメッセージを自然と発しているのかを知っておくことも大切だなと感じました。
人並みに経験も歳も重ねたのかなぁ。