たまたま手にした本に、こんなことが書かれていました。
〇 馬の骨格と人の骨格はよく似ている。
〇 怪我をした兵士を馬に乗せて運んだら、回復が早かった。
馬と触れ合うことで精神的にも良い、なんて話も聞くし、
馬かぁ…
群馬で生まれ育ち、干支も午年。
なにかと馬に縁がありますが、実際に見たり触れ合ったりする機会はありませんでした。
小さい頃に「お馬さん見に行くよ」と連れて行かれた高崎競馬場も無くなってしまったし…
そんな話をいつものヘアーサロンマルヤマさんでしていたら、
こちらを紹介していただきました。
http://kanna.info/uma/kanna.info
「かんな馬の会」といい、
群馬と埼玉の県境辺りで、和種馬(日本在来馬)を飼育しているそうです。
触れ合えたらいいなぁ、可能なら乗らせてもらえたらなぁと思い、
早速担当の方に連絡をしてみることに。
そしてお邪魔させていただきました。
こちらには、
「木曽馬」という種類の馬が2頭と、
「道産子(北海道和種馬)」という種類の2頭の、
合わせて4頭の和種馬がいました。
今回都合をつけてくださった担当の方と、あれこれお話させていただきました。
ホースセラピーというものがあるそうで、
日本ではあまり聞きませんが、海外では結構注目されているようです。
特にドイツでは、保険も適用するのだとか。
一例では、歩くのに苦労していた人が乗馬したところ、
普通に歩けるようになってしまったのだとか。
馬が歩くことで脊椎が動き、
その動きが人の骨盤から脊椎を伝わり、脳に刺激を送るのでしょうか。
動画を観てみても、確かに人の脊椎が前後に程よく動いているのが分かります。
「乗ってください」と言わんばかりの背中をしているし、
思いっきり走らなければ、チーターなどの肉食動物のような脊椎の動き方をしないし、
馬と人との関係って、深いなぁ。
馬の近くにいると自然とリラックスもできます。
乗っていれば体温も伝わってくるでしょうし、程よい揺れもあり、体幹部の筋肉を弛緩するのかなぁと思います。
その分、普段使わない筋肉が使われ、体幹部が鍛えられることにもなりそうな気がします。
ドはまり中のタテゴシ体操は、自分で自分の体を弛緩、収縮させますが、
ホースセラピーは、自然体で歩く馬に揺られて、人も自然な体の使い方になり、
それによって運動機能や精神的な部分が改善される、ということなのかもしれません。
す、すごい。
ホースセラピーの効果以外にも、馬を飼うことの良さがあります。
馬たちが食べていたのは、辺りに生えていたであろう草でした。
これによって、除草にも一躍買ってくれそうです。
稲わらも餌になるそうで、稲作をしていれば、餌の確保ができそうです。
馬を飼育するというととんでもなく大変そうな気がしますが、昔は普通にどの家にもいたわけですから、本来はそこまで飼育が大変なわけではないのだと思います。
日本人の生活になじみ深い和種馬であれば、ですけど。
馬の糞は良い肥料になるそうです。
究極のエコ、循環型社会の極み。
しかし一番大変なのは、毎日面倒を見る、ということだと思います。
ただその解決策として、これいいんじゃないかなぁと思うのが、
【コミュニティホース(地域馬)】という考え方。
(こうした言葉があるのか分かりませんが、勝手にそう言ってみました)
地域猫の馬バージョンですね。
みんなで共同の牧場を作って、みんなで飼育する。
そうした飼育を実際にしているのが、「かんな馬の会」の方々です。
所属するメンバーで糞からできる堆肥を分ける。
農作業や物の運搬などで馬が必要な時には、そこから借りる。
メンバーの家の間を馬で移動、なんてできたら最高だろうなぁ。
シェアハウスにカーシェアリング。
なんでもシェアリングの流れですが、地域の馬をもシェアリング、っての、良いんじゃないかなぁ。
と勝手に妄想を膨らませてますが、何もしてないお前が言うな、ってね(^^)
今回会いに行った4頭の和種馬のうち2頭は妊娠中だそうです。
来年(2020年)の春まで、「赤ちゃん基金」の活動をしているそうなので、ご協力いただける方はお願い致します。
私も微力ながら応援させていただきたいと思います(^^)
ふとしたきっかけで馬を見に行くことになり、
いろいろと話を聞くこともでき、
何より、馬を眺めていて癒されました。
草を咀嚼するも、なんとも心地いいんだよなぁ。
会の皆さん、そして馬たちに感謝です。
おもしろおかしくやるんべぇ♪