おもしろおかしくやるんべぇ~ゆとり世代も悪かねぇ~

THEゆとり世代。さとり世代とも言われる世代「ふたば」の見方や考え方、そして日々の学びをまとめたブログ。

ちょっとおかしな学級経営の話。

 

授業や運動会の表現を、タブレット端末に入れました。

 

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動画を観て勉強してもいいし、私の説明を聞くのでもいいし、友達と相談し合いながら取り組むのでもOK。

 

いろいろな選択肢がある分、自分に合ったものを選べるので、これまで以上に効果が出そうな気がします。

 

ただこうした中から自分に合ったものを選択し、主体的に取り組む子がいる一方で、

そもそも取り組む気持ちにならない子もいたりするのが現状です(うちのクラスがそうというわけではありません、一般的に、です)。

 

こうした子たちをやる気にさせられればいいのでしょうが、これがとっても難しい。

 

 

 

いろんな方法を駆使して馬を水場に連れて行けたとしても、

最後は馬自身が飲もうとしなければ水は飲ませられないように、

 

いくらいろんなツールを与えたり、いろんな方法で教えたりしたとしても、

受け取る側が受け取らなければ、教わる気にならなければ何にもなりません。

 

 

与えた、教えた、と思っているだけで、

そもそも与えたことにも、教えたことにもなってもいないのかも。

 

 

ではどうしたら受け取る、教わるモードになるかなぁと考えた時に、

私の思うポイントが2つ。

 

「安心・安全な学びの環境が保証されていること」

 

 

「子どもたちを信じて任せる、委ねること」

 

 

この2つが機能していれば、あとは勝手に学習が進むように思います。

 



 

教える側としては、子どもたちが新たなことを分かるようになったりできるようになったりしてほしいのは当然のことです。

 

でもそうした想いが強く出過ぎてしまうと、もともと受け入れる準備ができていない子にとっては、教室が安心・安全な環境ではなくなってしまいます。身を守るために、むしろ反発されてしまうのではないでしょうか。

 

そもそも教師は教える側で、児童生徒は教わる側、と、

既に立場がはっきりと分かれています。

 

教員からみると「別にそんなことはないんだけどなぁ」と思いますが、

子どもからしたら、やっぱりそういうもんなのでしょう。

 

それによって「教師の言うことは全てシャットアウト」となっている子もいるんじゃないかなぁ。そうなると、何とかしようとすればするほど逆効果。

 

 

 

一方で、教師がするのと全く同じ説明をしているのに、子ども同士だとなぜかすんなりと理解する、ということがあります。

 

子ども同士なら、相手が分かろうが分かるまいが、あまり関係ないっちゃない。

相手に対して「こうしよう」という意識が薄いからこそ、案外相手も素直に受け止めることができるのではないかと。もしくは「こいつには負けられない」という意地かもしれません。

 

 

「教師」という立場の者に、良いイメージを持っていない子はきっといます。

ならば教師だけで「安心・安全な学びの環境」を整備するのはほぼ不可能。むしろその手立てが逆効果にもなりかねません。

 

子どもたちを巻き込んで、一緒に「安心・安全な学びの環境」を作っていくしかありません。

 

 

 

 

また、「信じて任せる、委ねる」とは言いつつも、

何をもって「信じて任せた、委ねた」ことになるのか。

 

「信じて任せ、委ね」ているようで、実はその裏の「こうなってほしい」という要望が見え見え。子どもにとっては意図的に感じてしまったり。

 

 


 

「安心・安全な学びの環境」と「信じて任せる、委ねること」

 

あまりその想いを強く出さないように、この2つを実現するためにはどうしたら良いか。




そこで最近新たに意識し始めたこと。

 

 

 

それは

「合気」

 

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加藤先生や保江先生の話からヒントを得ました。

 

 

 

 

自分と、目の前の子どもたちとが、一体となってしまうようなイメージ。

それだけでなく、教室の壁や床、机や椅子、空気などもすべて一体となってしまうようなイメージ。

 

自分が教室に溶け込んで、子どもたちを包み込み、更に一体となってしまう。

そうなるとあら不思議。自分の心と体を整えておけば、目の前の子どもたちも自然と進むように進んでしまう。

 

逆に、目に映るすべての物はメッセージ。

何か空気の澱みや子どもの表情の暗さなどを感じたとすれば、それは自分自身の心と体が整っていない証拠。

心と体を整えれば、自然とそうした澱みや暗さが解消されてしまう。

 

こうしてブログにまとめながらも、自分でも何言ってんだと思いますが、

でもクラスの子たちがどんどん変わっていく現状を見ると、全く間違っているわけではなさそうです。

 

 

 

ただ確証は持てないので、新たな実験を始めてみました。

 

校舎や校庭、樹木や遊具、他の先生方と一体となり、全校児童を包み込んでいるイメージでの、

「ちょっとおかしな学校運営」です。

 

 

効果のほどは分かりませんが、

学年問わずいろんな子たちが最近よく集まってきて、手をつないでくるなど、身体接触を求めてきます。


「あの子、普段は人の表情を窺って、あまり関わりのない人には懐かないので、

 こんな風にじゃれあっているなんて意外です」と他の先生に言われ、そうとは知らない私は驚き。

 

とりあえず、壁をつくり遠ざるようなことにはなっていないようです。

これは効果なのか、どうなのか。

 

 

 

今後もこれを意識していったら、今度はどんなメッセージが舞い込んでくるかなぁ。

楽しみだなぁ(^^)

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪