「褒めて伸ばす」
本当に伸びるのか?
「すごいね」
「えらいね」
「お見事」
「よくやったね」
どれもなんか、こう、上からな感じがする。
ある基準が定められていて、そこに到達することができたら褒めてもらえる。
「よくここまでこれたな」
そんな感じ。
せっかく頑張っても、「あ、これ想定のうちなのね」と感じたら、そりゃ一気にやる気が削がれる。
ある基準を越えられたということで満足し、それ以上の努力の必要もなくなってしまう。
それ以降も伸ばすためには、いつまでもいつまでも、
褒めて褒めて褒め続けなくてはならなくなる。
褒められなくなった瞬間に、自分の存在意義を見失ってしまう。
もっといい方法がある。
頑張ったとき、
相手に手の平を向ける。
笑顔で。
パチンと、ハイタッチ。
これで十分。
言葉もいらない。
恥ずかしがって、できないケースがあってもいい。
それでも十分コミュニケーションは成り立っている。
むやみに褒める、ではなく、承認するへ。