今回はこちら、
武蔵國一之宮、氷川女體神社です。
武蔵國の一之宮といえば氷川神社ですが、
こちらもまた、氷川神社と対になった一之宮。
女體(にょたい)というだけあって、御祭神は女神。
奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)。
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)討伐の際に登場し、
後にスサノオノミコトの妃となりました。
そしてスサノオとクシイナダヒメの子である大己貴命(オオナムチノミコト)と、
その妃である美穂津姫命(ミホツヒメノミコト)も祀られています。
若干ピンボケしていますが、社殿はこんな感じ。
氷川神社は境内が広く、社殿も豪華な感じですが、こちらはひっそり。
しかし洗練された美しさ、わびさび?を感じます。
個人的には、静かな場所にある、こうした神社の方が好きかも(^^)
御神木。
こぶが熊のように見えます!
氷川女體神社は、神職さんも女性の方でした。
ちょうど同じように全国一之宮を参拝している方がいらして、神職さんを交え、
なぜか3人で話が盛り上がりました。
その後も少し社務所に寄らせていただき、
いろいろとお話を聞かせていただきました。
そこで分かったのが、
氷川女體神社では、茅の輪くぐりの際に使っている植物が、
真菰(まこも)だということ。
真菰(まこも)については、以前こちらにまとめました。
そういえば、鬼滅の刃でも真菰ってキャラが出てきますね。
真菰といえば出雲大社の注連縄。
その御祭神であるオオナムチ(オオクニヌシ)が祀られているし、
その母神でもあるから、関係が深いのかなぁ。
江戸時代に、橘三喜(たちばなみつよし)という方が、
初めて全国一之宮巡拝を成し遂げたそうで、
その方が一番最初に参拝したのが、ここ氷川女體神社だそうです。
そこから一之宮発祥の地とも呼ばれているのだとか。
すべてを巡り終えたら、最後にまた氷川女體神社にお礼参りをするとよいそうで、
神職さんから、
「全部まわり終えたらまた来てくださいね」
とのお言葉を。そして全国一之宮の地図をいただきました。ありがたや。
「是非これを、子供たちに読み聞かせしてあげてください」
と、帰りにヤマタノオロチ伝説の絵本をいただきました。ありがたや。
橋の左側が神社。右側は公園になっていました。
女體の體の字、
「体(タイ)」を、「骨」が「豊か」と書く。
今まさにハマっているのも筋骨分離の意識。
骨を豊かにすること。
體の字といい、真菰といい、神職さんとのやり取りといい、
今まさに自分が興味のあることややっていることなどが全て一つになる。
この経験をきっかけに、全国一之宮巡拝に、
よりどっぷり浸かっていくこととなるのでした。
おもしろおかしくやるんべぇ♪