今回はこちら、
越後國一之宮、居多(こた)神社です。
前回紹介した彌彦神社も、越後國の一之宮でした。
かつて日本の中で、人口がトップクラスに多かったからか、
糸魚川にある天津(あまつ)神社も合わせて、旧越後國には3つの一之宮があるそうです。
(天津神社は御朱印帳にページが無かったので参拝していませんが、いつか参拝したいですね!)
そして佐渡にも1社あり、新潟には全部で一之宮が4つもあります。
(佐渡は未上陸。いつ行けるかなぁ。)
そのうちの1社、居多神社の御祭神は、
こちらは有名な出雲の神様ですね。
それから奴奈川姫命(ヌナガワヒメノミコト)。
ヌナガワヒメはオオクニヌシと結婚し、
その間に生まれたのが、
ここにさらに、オオクニヌシの子である事代主命(コトシロヌシノミコト)が、
入ったり入らなかったり。資料によってまちまちです。
それでは境内の様子です。
これまでに巡った一之宮は、さすが一之宮というだけあって、
境内も広く、大きく太い木や立派な社殿などがたくさんあったのですが、
ここ居多神社はとてもすっきりとしていました。
でもこれもまた、新鮮でいいなぁと。
居多神社は、もともと違う場所にあったものの、
海岸の浸食によって崩壊してしまったり、
火災によって社殿が焼失してしまったりし、
この社殿が完成したのは平成20年だそうです。
なるほど、
だからこんなにきれいで新しく、境内もすっきりしているんだ、と納得。
幾多の困難を乗り越えてきた、
そんな場所に参拝することができたんだと感無量。
できれば直に書いていただきたかったので、声を掛けました。
しかし反応なし。
諦めて帰ろうとしました。
しかし私の後に参拝された方が声を掛けてみたところ、
中から神職さんが出てきたらしく、
帰ろうとしていた私に教えてくださいました。
いやぁ。ありがたい!
同じタイミングで一之宮を参拝した者同士のご縁ですねぇ(^^)
かつて親鸞聖人が、
(越後の国府が、ちょうどこの辺りにあったそう。)
そして居多神社に参拝し、
「すえ遠く 法を守らせ居多の神 弥陀と衆生のあらんかぎりは」
と祈願すると、
境内の葦の葉が、片葉になったそうです。
(なぜそれで片葉になるのかは、謎。)
ということで、
越後七不思議の1つとなっている「片葉の葦(かたはのあし)」がこちらです。
「七不思議の残りの6つは何だろう」
疑問を抱え、参拝終了です。
おもしろおかしくやるんべぇ♪