おもしろおかしくやるんべぇ~ゆとり世代も悪かねぇ~

THEゆとり世代。さとり世代とも言われる世代「ふたば」の見方や考え方、そして日々の学びをまとめたブログ。

トップランナーは突っ走れ!

 

年度末です。

あと少しで今の学年が終わります。

 

卒業式の練習以外は、結構時間にゆとりがあります。

その時間を活用して、復習三昧。

理解している子は、教えることに徹しています。

 

 

しかし、あれあれ?

 

 

私の経験上ですが、これはあんまり上手くいかないようです…

 

 

手厚く支援してあげようとすればするほど、自分から分かるように、できるようになろうと努力しなくなってしまいます。

教える側としては必死に教えてあげているのに、教わる側には響いていない…

 

そのうち、どちらもだれてきます。

 

 

たくさん復習をすれば良さそうなのに、あまり成果に繋がらない。

しかも学習に向かう意欲が低下してくる。

そういう例は結構あるのではないかと思います。

 

 

 

考えてみれば、トップランナーの子たちには、復習の時間など必要ありません。

彼らが走るスピードを緩めてしまうと、クラス全体が学習に向かう雰囲気にもブレーキがかかってしまいます。

トップランナーはどこまでも突っ走ってくれた方が、クラス全体にとっては良いようです。

 

 

 

例えば100マス計算。

 

1問でも間違いを少なく。1秒でも速く。

こうやって自分の目標を立てて取り組めるようなものであれば、トップランナーも突っ走れます。なので取り組んでいるときの様子も良い感じでした。

 

 

 

かけ算の復習をしているある時、

「かけ算をしっかり身につけておくと、3年生でやるわり算の時にいいよ。」というような話をしました。

 

すると翌日、ある子が自主学習としてわり算をやってきました。

 

みんなに紹介してみると、「やってみたい!」という声が。

 

まずは、□×5=20みたいな問題に挑戦しました。

思っていた以上によくできていたので、わり算にも挑戦してみました。

 

なんと。わり算も良くできていました。

かけ算九九の復習がもっと必要かな、と思っていた子も、教えてもらいながら良くできていました。

こういう学習もまた、トップランナーが突っ走れました。だからクラス全体が学びに向かう雰囲気になったのだと思います。

 

復習をするのではなく、いつの間にか復習になっている学習を。

そしてトップランナーが立ち止まってしまわないこと。

 

これを意識しておくことが大切だと思いました。

 

 

 

 

 

またある子が、

「先生。どうしてこんなに卒業式の練習をしなきゃいけないの?」

と聞いてきました。

 

 

あはは(^^)

 

 

日頃から姿勢が良く、しっかりと声を出せるような子にとって、

何時間も練習する意味が分からないのでしょうね、そりゃそうだ。

 

最初は、卒業式のような場を得意とするトップランナーが、自らの行動によって全体を引き上げてくれました。

全体のレベルが引きあげられてくると同時に、トップランナーの子たちが突っ走る必要が無くなりました。今この段階。このまま停滞が続けば、確実に質が落ちますね。

 

どれも一緒なのだなぁと感じました。

 

 

 

それで、思ったこと。

 

トップランナーの子たちは目の前のことに全力で取り組んでいます。それにストップをかけられる学期末や学年末。彼らはどう感じているのでしょう。

教師はどうしても1年という期間で物事を見がちです。

でもそれを別に求めていない子も結構います。

そしてそういう子が意外とクラス全体の雰囲気を握るキーパーソンとなっていたりします。

 

お楽しみ会とかもやっていたのですが、意外とトップランナータイプの子ほど、そこまでやりたいという感じではないようです。

 

トップランナーはとにかく目の前のことに集中して突っ走る。

その姿を見て、中間層の子に火がつく。

この中間層の子が、教えてあげることが上手だったり、お楽しみ会のようなイベントを盛り上げてくれたりします。

クラスの8割が、集中して何かに取り組みだせば、クラス全体が良い方向に動きます。

そんな感じかなぁ。

 

 

なので今年は最後の最後まで突っ走ろうと思います。

学習のスピードを緩めません。

 

 

 

「あ。今日で今年度終わりか。じゃあまた4月ね。いるか分からないけど。」

 

 

これくらいでも別にいいんじゃないかなって、最近は思います(^^)

 

 

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪