今回読んだ本はこちら。
もともとの「アリとキリギリス」は、キリギリスのように怠けず、アリのようにせっせと働きなさいよという戒め的な話。
当時はそれが大切だったのかもしれませんが(時の権力者の思惑かも…?)、
今の時代には合わない部分も多々あります。
そんなことを考えながら、本を読み進めました。
変化が早くなって陳腐化が進んでいくことは、「持っていること」のリスクを上げていく
わかるわぁ。
最近ほとんど物欲がありません。
最新ではなく型落ちのものでも十分満足できます。
物にかけるお金が減れば、その分他のことに使うことができ、より豊かな生活ができるのではないかなと思います。
良いものを手に入れても、それよりもっと良いものがあります。
それには際限がありません。
結局、物では心は満たされないんですね。
それに早く気付けたのは良かったかも。
ウチ・ソトが明確なアリ、境界がないキリギリス
アリは自分の群れや巣を大切にします。
それこそが存在する意義とも言えます。
しかしウチ・ソトが明確なため、善・悪や敵・味方で判断しがちになります。
キリギリスにとっては、草原すべてが自分のフィールド。
なわばりの意識もありません。
無駄なストレスを感じることもなく、自由に行動できます。
とまぁこんな風に、アリ的思考とキリギリス的思考とが対比して書かれています。
私には、キリギリス的思考の方がしっくりくるものがたくさんありました。
アリ的思考が多い世の中で、違和感を感じるのは、当然と言えば当然だったようです。
別にアリ的思考が悪いわけではありません。
みんながみんなキリギリスで自由人では大変です。かといってみんなアリでも窮屈です。
要は両者のバランスが大切なのだと思います。
おもしろおかしくやるんべぇ♪