今回読んだ本はこれ。
とある縁で貸していただいた本です。
「お時間のある時でいいので」という話だったので、
即読んで返そうと思いました。
しかし哲学者の方の文章、なかなか読み進めるのに苦労しました…
これまでブログの更新が途絶えていたのはそのためです。
やっと読み終わりました!
これまでいろんな本を読んだりいろんな方と話したりして、自分なりの考えができ始めていました。
しかしこの本の中では、それらはすべて当たり前のように書かれていました。むしろ私の考えていた遥かに深く本質を突いた考えが述べられていました。
俺だって無い脳ミソ回転させて考えたのに、そんなのあり!?
画一的な教育。その範囲が広がれば広がるほど、共通項は小さくなる。
それが今の学校教育。地域内で行われる教育との差が広がる。
学校を核として地域コミュニティを再生させたい!と思っているが、
現実としては今の学校教育のあり方こそ、地域コミュニティを崩壊させる要因になっているのかもしれない… そう感じた途端、すごく苦しくなった。と同時に、「やっぱやらなきゃいかんな!」という気持ちにもなった。
それから近代的な時間について。
考えてみれば、江戸時代の寺子屋に時計がなかった。時間で区切るという概念がなかった。
それなのに今では1コマ45分とか50分とか。
より短期間で習得できれば優秀で、既定のコマ数以内に習得できなければ才能なし。
本来習得さえできれば、どれだけ時間が違ったとしても関係ないはずなのに。
近代的な時間の概念を上手く操るのではなく、むしろ完全に振り回されている。
というわけで、教育のいろいろとうまくいかない部分に、自分も加担してしまっている現実を突きつけられ、ちょっと苦しくなってしまったのでありました(^^)