昨日の続き。
昨日は自分たちのクラスの中での話でしたが、今日はそのさらに外側へ目を向けようと思います。
また、去り際に意識したい私の考えは依然こちらにまとめました。
卒業学年ということは今度の4月には確実にいない。
では今の学校に何を残すか、逆に何を残さないようにするか。
まずは後輩に伝えるべきことは伝えること。この流れは残したい。
縦割り班での遊びや清掃。これまでは6年生が中心となってやってきたが、来年には今の5年生がやることになる。今でこそこの6年生も自分たちが先導して取り組めるようになったが、4月はまだまだという感じだった。今年度、最後の方は5年生に委ねながら見守る班も出てきていた。こうすることでより早く慣れていけるだろう。それを考え行動に移す班があったということは何とも嬉しい。
自分たちが抜けてしまった時に組織の力が落ちてしまうのは問題である。そうなっては引き継ぎが上手くいったとは言えない。もちろんやってみなければわからないことはたくさんあるだろうが、だからこそ自分たちがいるうちに見守りながら引き継ぐというのも大切だろう。
卒業となると慌ただしくなり、自分たちの学年しか見えなくなりがちだが、後に託すもののことも考えねば。
かといってあまりにやりすぎてしまうと、今度は自分たちの存在や影響が大きすぎ、抜けたことの精神的な不安を後輩に残してしまうことになる。その加減は気をつけなければならないなぁ。
ということで今日やったのはいろいろな場所の掃除や片付け。
普段掃除をしないような場所やなかなか手のつけられないところを中心にやった。もしかすると地味な場所過ぎて、やったことに誰も気づかないかもしれない。それでも組織を去る者として「立つ鳥あとを濁さず」の精神のごとく取り組んだ。
私は私でこのクラスを手放す努力をせねばならないし、
子供たちは子供たちで、これまで6年間過ごした環境を手放す努力をせねばならない。
いやぁ、なんだか感慨深いですなぁ。