前回の「手紙屋」に続き、今回はこれ。
- 作者: 喜多川泰
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/08/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「手紙屋」もそうだけれど、喜多川泰さんの作品は物語のようで、その中に自己啓発的な要素が込められている。
今回の「賢者の書」も、ストーリーの構成はなんとなく途中で分かってしまった。
でも大切なのは構成ではなくて、一つひとつの要素をいかに伝わりやすく書くかということ。一つひとつの要素も、どこかの自己啓発本で言っているようなことと大きくは変わらない。ただ普通は要素を羅列しているにすぎないものを、ストーリーの中に入れてしまうことによって、すんなりと理解できるようになっている印象を受けた。
特に例が分かりやすく、喜多川泰さんの作品に惚れた。
これは小中学生でも読みやすいだろう。図書室にあるといい。
そういえばこの間書店に「書斎の鍵」が置いてあった。次はこれだな。