おもしろおかしくやるんべぇ~ゆとり世代も悪かねぇ~

THEゆとり世代。さとり世代とも言われる世代「ふたば」の見方や考え方、そして日々の学びをまとめたブログ。

新年一発目から良い本発見!の話

 

今回読んだ本はこちら。

日本習合論

日本習合論

 

 

内田樹さんの「日本習合論」

 

「習合」と聞くと、「神仏習合」や「神仏分離」というワードを思い出し、

日本の歴史をイチから考えさせられます。

 

この本を読みながら、なるほどなぁと考えさせられたことをまとめていきます。

 

 

 

「雑種」は日本文化の本態である

 

一言でいうと、コレに尽きます。

(まぁ、一言でまとめようとするあたり、筆者の考えとは違うのでしょうが笑)

 

 

日本に仏教が伝来してきたとき、

排除するのではなく上手く神道の神と習合させた。

 

海外から新しいものが入ってきたときも、

それを上手く日本風に取り入れ、圧倒的なクオリティに高めてしまう。

 

これが日本という島国が選択した生存戦略でした。

 

 

ところが明治維新の頃、「神仏分離」をした。

神仏分離」を通して新政府が何をしたかったのかは言える。

しかし、そうした理不尽な命令に対して、なぜ組織的な抵抗運動があまり起こらなかったのか、

筆者はそこに疑問を持ちます。

 

そして

「なぜ起きたのか?」

という視点とともに、

 

 

「なぜ起こりうることが起こらなかったのか?」

という視点も大事にしていきたいと述べています。

 

 

私も「なぜ?」「どうして?」と考えることが好きですが、

「なぜ起こりうることが起こらなかったのか」という視点で物事を考えることは少なかったように思います。

こうした視点から物事を考えてみうのも面白そう!

これからやっていこうと思います(^^)

 

 

現実と非現実の境界線をきちんと引くことはむずかしい

 

 筆者は武道をされているのですが、

脳内に生じる「念」が、現実に影響を与えることがかなりあるそう。

 

例えば「相手の腕をつかんで…」と目の前の現実を相手にするよりも、

「想像上の剣を…」というようにその場にないものを操作するほうが技が効くことがあり、

「現実に存在しないものとかかわっているほうが現実変成力が大きい」

ということがよく起こるそうです。

 

 

現実に居つくと「念」が生じ、心身の能力が低下する。

だから武道の稽古では「念を去る」とか「無念になる」ということが言われる。

 

 

ときどきこうして「外部のもの」が境界線を越えて、人間たちの世界に侵入してくる。

逆に人間が境界線をうっかり踏み越えて、「外」に迷い込んでしまうこともある。

 だから「外部のもの」を迎え入れたり、押し戻したりするための、あるいは「外」に迷い込んだ人を呼び戻すための儀礼や戒律が伝統的に存在する。

 

(中略)

 

どの宗教においても、儀礼や戒律の起源は遠い人類史の闇に消えている。どういう起源から発生したのか分からない。そういうときに「だからそんなものには意味がない」と言い切れる人と、「いや、そこには古代人には感知できたけれど、現代人には感知できない、何らかの働きがあったのではないか」というふうに留保をつける人がいる。僕は後者を「霊的にピュア」な人というふうに類別したい。人知によってははかり難いことによって僕たちの世界は満たされている。シェークスピアだって、そう言っている。

 

 

「外」っていうのが、いわゆる「サムシンググレート」やら「無我の境地」やら「神の領域」という言葉で表される部分だろう。

「そんなものは存在しない」と言い切ることもできる。

「もしかしたらそういうものもあるのかもしれない」と考えることもできる。

 

自分にはそういうものは感知できないけれど、

後から振り返ると「あれってものすごい神がかり的なことだったな」

と気づかされることがたまにある。

人の縁とか。

 

自分には直接的な能力は無いけれど、

自分に気づかないように、上手く周りが動いているのかもしれない。

 

あ、これが「霊的にピュア」ってこと?(^^)笑

 

 

人を見る目

 

 「人を見るときは、自分の哲学を持っているかどうかを基準にしろ」

 

筆者が、筆者の父親から何度も聞かされたことだそうです。

 

戦後の極限状態を生き延びた人にとって、

「人として信じるに足るかどうか」は重要。

 

こうやってブログにあれこれ気づきや学びをまとめていますが、

それは自分の哲学を持つことにも繋がっているのかもしれません。

そして忖度せず正直に書いてます。

迎合はしません。馴れ合いも好きじゃない。

 

少数派には少数派の価値がある。

と思わなきゃやってらんないよね(^^)

 

 

「理解と共感に基づく共同体」はつらい…

 

家族が地獄になるのは、親が子どものことを理解していると思い込んで、事細かにコントロールしようとするときと、子どもが親に対して「オレのことをもっとわかってくれよ!」という無体な要求をするとき。いずれも家庭はメンバー同士の相互理解と共感の上に築かれるべきだという信憑がもたらすトラブル。

 

わかるー!

別に自分がそういう状況にあるわけではないけれど、

こういう状況に苦しんでいる人って結構多いのではないかと思う。

 

相手のことが分からないから、もっと知りたいと思うものだし、

でも完全には分かり合えないのだろうなというちょっと寂しい思いもある。

それが人間関係の基本なんだよなぁ。

 

筆者の主張に同意ってことは、やはり少数派だね、自分は(^^)

 

事大主義の再来

 

「事大」とは「大に事(つか)える」。

「寄らば大樹の陰」「長いものには巻かれろ」と同義で、

弱い者が強い者の言いなりになって、身の安全を図ること。

 

 高度経済成長期というのは、人々は「身の程を知らない欲望」に駆動されて、「おのれの分際をわきまえず」に枠を踏み外し、「身の丈に合わない」大きな仕事を引き受けた。国に勢いがある時はそういうもの。

「早めに自分のキャラを設定して、自分のタコツボを見つけてそこに一度はまり込んだらそこから出るな」

こうした定型句が二十一世紀に入ってから増えた。それは単純に日本人が貧乏になったから。 

 

(中略)

 

「現状に不満があったら、まず現状を変えられるくらい偉くなれ」という言明は、人を現状にくぎ付けにするためのもの。

勝ち残ることができなくて途中で脱落すれば、現状は変えられない。

勝ち残ってしまったら「自分を出世させてくれたシステム」を変える必然性がなくなる。

 

これはまさにそうだなぁ。

意見が言えるような立場になるまでに相当な時間が掛かってしまいます。

そのうちに熱が冷めたり純粋な気持ちが薄れてしまったりするかもしれません。

現状を打破したいなら、思い立った時にやるしかないですね(^^)

 

 

 

タイトルの「日本習合」ということと少しずれてきているような感じがしますが、

要するに多様な価値観を尊重すべき、ということかなと。

 

この後はいろいろな事例が語られるのですが、それをすべてまとめているととてもじゃないけど時間が足りないのでカットで。

 

 

 

ただ個人的に一番興味を持ったのが「食」に関してのこと。

 

 

まぁ自分がこうやって畑をやっているからなんでしょうが。

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自然農の畑は、

・肥料を入れない

・農薬を使わない

・耕さない(私は少し耕してるけど)

 

という極めてシンプルなもの。

 

筆者はこの本を通して「純化」「シンプル主義」への「恐怖心」を伝えているのに、

それと反しているような気がします。

 

しかし実は慣行農法の方が、よりシンプルなものなのかなと。

耕して、肥料を入れて、薬を使って、

同じようなものを安定的に作るわけですから。

 

しかし自然農は人の介入を最小限に、シンプルにしているのであって、

実際はもの凄く複雑。

多様な虫や微生物、植物が関係し、絶妙なバランスで成り立っています。

できるものの味も形もばらばら。

よくできるものもあれば、そうでないものもある。

そんなもんです。

 

ただこれは筆者も言っているように、

どんなものでも美味しく食べられることが、生存に有利。

他の人と競争にならないわけだから。

 

 

慣行農業は慣行農業で必要。

無ければ外食産業を支えることができません。

 

あとは自分が何を選択するか、それだけ。

いろんな形のものがあること、多様性があることが一番良いのだろう(^^)

 

 

あと、

 

富はいくらでも増やすことができる。

農作物はたくさん取れたところで、人が食べる量には限りがあり、

それを越えた部分は廃棄するしかない。

農作物は商品ではなく、

農業に市場経済理論を持ち込むのは、そもそも無理がある。

というのもなるほどなぁと、納得!

 

 

民主主義と非民主主義の違い

 

最後に民主主義について。

 

民主主義ってとにかく決定が遅い。

いろんな立場の人のことを考えるので、これって結局誰のため?

という結論になることもある。

 

正常性バイアスがかかった眼で現実を眺めて、どれほど効率的にシステムを回すかということばかり考えている人間から見ると、民主制ほど効率の悪い政治システムは無いように見える。確かにその判断は正しい。

国運が上昇している時は、独裁制の方が効率が良いに決まっている。決定が早いから。おかげで国民も豊かになる。多少の市民的自由の制限を受け入れてもおつりがくるくらい「いいこと」がある。でも一旦「つまづく」と非民主性は脆い。「ここを支えろ。ここの穴を塞げ」という指示があれば人々は動きますが、「ここを支えないとまずい。ここの穴を塞がないと大変なことになる」と分かっても、自己裁量でつっかえ棒を噛ませたり、穴を塞いだりする人間が出てこない。久しく自己裁量ということそのものが禁止されていたから。「トップは無謬である」という前提で制度設計がなされている政体では、現場で自己裁量で決めることは原理的に許されない。でもシステムの危機というのは、中枢的にコントロールが利かないくらいに同時多発的にトラブルが起こること。そういうトラブルには現場現場が自律的に動くシステムでないと対応できない。

独裁制では、極端に言えば、賢者は独裁者ひとりでいい。賢い独裁者以外は全員、上の指示に従うだけの幼児で構わない。逆に民主制では、誰の指示が無くても、自律的にシステムの最適解を見出して、それを実行できる人をできるだけ多く要求する。民主制は市民の成熟から大きな利益を得るシステムであり、非民主制はそうではない。だから長期的に見ると、民主制を維持している方が「大人」がたくさん生まれる。民主制が「長期的に見ると他の政体よりまし」なのは、そういう理由によるのだと僕は思います。

 

なーるほどー!

確かに上向きな時のことばかりを考え、下降傾向に陥ったときのことは考えてなかったなぁ。

最初は強いリーダー性によって引っ張っても良いのかもしれない。

しかし次第に、信頼して任せる。

失敗も経験として成長につながるように。

 

当たり前と言えば当たり前のことかもしれませんが、

ちょうどいいタイミングで思い出させていただきました(^^)

 

 

 

学び多く、非常に良い一冊でした!

新年早々良い感じ✨

 

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪

2020年の振り返りと2021年に向けて

 

明けましておめでとうございます🎍

一年の計は元旦にあり!

 

昨年と同様、

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まずは2020年を振り返り、2021年に向けての想いを綴っておきたいと思います。

 

 

2020年の振り返り

1月

2020年のスタートも一般参賀から!

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今思うと、一年前はこんな人ごみの中にいたんだなぁ。

今じゃ考えられない💦

カフェバッハに行ったり、浅草を歩いたりと、素敵なお正月でした!

 

2020年のチャレンジは「100kmウォーク完歩!」

(結局開催できませんでしたが…)

 

大会のある5月に向けて、

練習も兼ねていろいろなところを歩きました(^^)

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歩く練習をしつつ、つくばでウッキーのタテゴシビクス! 

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カラダの開発にも努めました!

つくばのお知り合いのところにお邪魔させていただき、

翌日は牛久大仏筑波山やら、巡りました✨

 

他にも、

1月は荒川和久さんの本を読み、

結婚を始めこれからの社会の在り方を考えました。

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いやー、1月は濃密濃厚だったなぁ(^^)

 

 

 

2月

2月が始まるとビックリ!

保江さんの本に登場させていただきました。

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すべて委ねる

「全託」という生き方を意識し始めました。

 

 

そんなこんなで、

誘いあればボードに行ったり、

一輪車の特訓を受けたり、

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ここでもまた、

緩むことの大切さを感じるのでした。

 

 

 

そして2月はいろんな本を読みました。

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書こうとすれば、誰もが人生で一冊は本が書けると言われます。 

その人の生きざまを書けばいいのです。

こうした本を読みながら、自分とは違う人の生きざまを知り、

同時に身近な人、特に地域の高齢者の経験、人生を聞きたいなぁと思うようになりました。

 

そして動き出そうとしたところで…

 

 

 

ストップがかかりました。

 

 

コロナの流行です。

 

 

 

3月

3月は一本もブログを書きませんでした。

突然の休校。

ショックもあり、休校が明けるまで、

ブログの更新は辞めようと思いました。

 

いろんな人と会って話を聞く。

やろうとしていたことができなくなり、

ブログにまとめることも無くなりました。

 

連日の報道に、メディアと距離を取りたかったというのもあります。

 

適度に歩いたり、畑の様子を見に行ったりしながら、

なんとかメンタルの維持を保ちました。

 

そんな中で、唯一

ラスト「まごころ塾」

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2019年から参加させていただいてましたが、その最終回でした。

 

 

4月

新年度からは普通に学校が再開されるかと思いきや、そうはならず。

始業式で一度顔を合わせただけで新学期が始まりました。

 

子供たちと会うことのないまま、

新年度の準備を進めたり、課題の作成をしたり。

例年のような忙しさとは違い、

今年は精神的な疲労の方が大きかったです。

 

合間に歩いたり、畑仕事をしたり、

オンラインの可能性を探ったりしました。 

 

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zoomでいろいろな人とやり取りをしたり、

FacebookやSlackでグループを作って、

日々のTo-Doを共有したりと、

 

新しいこともできました✨

 

 

5月

前の年は、

平成の天皇の退位と今上天皇の即位、

4月末から5月初めにかけて10連休。

 

その期間を利用し、「全国一之宮巡拝」の旅に行きました。

この時は東海・近畿方面を巡りました。 

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これまた、今では考えられないなぁ。

 

 

2020年はなかなか行けそうにないので、

一之宮の巡拝の記録をまとめ始めました。 

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依然として休校が続き、計画の見直しと準備、課題作成の日々。

今年の大きなチャレンジ、

100kmウォークも遠足(とおあし)マラソンもなくなりました…

 

何を目標に、楽しみにやればいいのだろうか。

ホント精神的に試されたなぁ…

 

しかしいつまでもこうしてはいられないと、

新たに畑をスタート!

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 それからタテゴシ! 

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この2つを極める一年にしようと決意しました!

 

 

 

6月

ようやく学校も再開。最初は分散登校でしたが。

 

例年通りが一切できない今年度。

学級開きをしつつ、授業も進めつつ。

その日暮らし、日々業務に追われてました。

 

引き続きタテゴシ体操やタテゴシウォークでカラダの開発、

そして畑仕事も進めましたが、それだけだと何か物足りない。

 

そこでお便りを作成して月に一度配送するという、

新たな取り組みを始めました(^^)

 

 

 

あ。

あと、鬼滅の刃を読破👹

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7月

今年度の進め方にも、ようやく慣れてきた頃、

この状況でどう学級経営を進めるか、

ここを主軸に取り組みました。

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それから英語の勉強。

(あ、最近全くやってないや…)

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自分の畑だけでは経験が足りないので、

知り合いの畑の様子も見せてもらうことに。

貴重な田植えも経験させていただきました🍃

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「自分の畑で採れた野菜をお裾分けする」という夢も叶い、

サイコーでしたー!

 

 

8月

例年より短い夏休み。

今年はひっそりと。

 

たまたま出先で、海外出身で日本在住の方と友達になり、

拙い英語で会話。少しは復習しておいてよかった。

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パワースポットを巡るのではなく、

だんだんと自分の居場所をパワースポットに。

 

いろいろな経験からそんなメッセージをいただきました(^^)

 

 

9月

運動会改めスポーツ大会。

2学期からは少しずつ行事もできるようになりました。

 

無理なく実施。

ただやはり、かけた時間や労力が思い入れの強さに繋がるのかなと、 

そんなことも実感させられました。

 

 

ようやく暑さも和らいできたので、

畑の新たなスペースを開拓!

秋冬野菜の準備も進めました🥬

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そして来春には野菜作りができるよう準備。

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そして新たにギターを手に入れ🎸

平日朝に練習を始めました。

 

 

・野良仕事、パワースポットづくり

・タテゴシ、歩く、カラダ開発

・お便りの作成と発送

・ギターの練習

 

新たなチャレンジがだいぶ増えてきました。

 

 

10月

11月に行事が多くあるので、10月は日々の学習をじっくりと進める毎日。

同じような日々が続くのは、なかなかキツいものがあります。

そんな中でも子供たちはよく頑張ってました(^^)

 

10月は鬼滅の刃の映画公開!

早速観ました👹

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10月は特にYouTubeの動画を観まくり、

「エンターテイメント」から「教育」について考えました。 

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エンターテイメントといえばお笑い。

芸人さんの本を読んだりYouTubeを観たり、

そんな10月でした(^^)

 

 

 

11月

予想していた通り、11月は行事も多く激務でした。

日々の記憶がほとんどありません。

仕事をし、帰ってきて夕食と入浴、

YouTubeを観ながら(正確には聴きながら)寝落ち。

そんなこんなで1カ月が終わりました。

 

 

カメラが壊れたので、行事に向けて新たなカメラを入手。

そして足の開発の為に足袋を履き、

「足袋旅」という新たな取り組みを始めました👣

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12月

12月は毎年これと言って特になく、

1年の総まとめをしつつ、

チャレンジは引き続き継続しつつ、

あとは読書、という感じでした。

 

久々に小説を読みました。

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晦日貫前神社へお礼参り

今年も一年、ありがとうございました(^^)

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いやぁ、

年の初めには、まさかこんな1年になるとは思ってもいませんでした。

 

地に足着けて、じっくりと一つ一つのものに向かい、

新たなチャレンジをしつつ、手放すものは手放す。

そんな感じの2020年でした(^^)

 

 

2021年は 

 

①野良仕事、パワースポットづくり

今年も引き続き、畑仕事をがんばります。

といってもがんばるという意識はなく、

自然の中で遊んでいる感じ(^^)?

それによって心も体も整っていくので、

私にとっては定期健診、メンテナンスみたいなもの。

自分の中にパワーがみなぎり、

土地も豊かになっていく✨

 

メインは何と言っても日々の業務なので、

そこで最高のパフォーマンスを発揮するためのものでもあるんです。

 

新たに開墾した場所を今年の春からは活用していきます🌱

 

 

②タテゴシ、足袋旅、カラダの開発

カラダの開発もまた、日々の業務で最高のパフォーマンスを発揮するため。

アウターマッスルを緩め、インナーマッスルが働くように。

しかしストイックにやるのではなく、楽しみながら。

それにはタテゴシ体操や足袋旅が私にはいいみたいです(^^)

温かくなってきたら、足半(あしなか)や裸足でウォークにも挑戦したいなぁ。

 

今年は100kmウォーク、開催できるだろうか。

まだ厳しいかなぁ…

 

 

③お便りの作成と発送

日々の学びをまとめたお便り。

昨年、「今年度中は続ける」と決意したので、3月までは続けます。

だいぶネタが無くなってきましたが、あと3号、がんばります♪

 

 

④ギターの練習

「芸は身を助く」

外に出ていけないのなら、自分を磨こう。

後にも残るスキルを身につけようと始めたギター🎸

また下手糞ながらも練習することで、

子供たちが何かにチャレンジするきっかけになったらいいなぁと。

それなりにモノにしていくぞー!

 

 

⑤読書、YouTube視聴

新たな情報は引き続き得て、生かしていく。

挑戦し続ける、学び続ける、

それが教師として一番必要なことだと思うので。

 

情報を得るようなものだけでなく、

時には小説など読み応えのあるものも。

 

 

⑥そして、新たに!

知り合いの助けもあり、

今年は田んぼ、お米づくりに挑戦できそうです。

あとは味噌づくりも。

 

食について、さらに深めていきます。

自然、植物とももっと仲良くなる(^^)

 

 

 

 

あとは何があるだろう…

 

海外に行きたいけれど、この状況じゃあなぁ…

行けないとしても、日本在住の海外の方とやり取りはできるかも!

英語力はもっと高めたいなぁ🔤

 

 

 

 

あとはこうやっていろんなことに挑戦する中で、

いろいろな人と出会い、

その人の人生を知り、

あれこれ語り合い、

同志が増えていくといいなぁ👪

 

その中でまた新たな取り組みが出てくるかも?

わくわくだー\( 'ω')/

 

 

 

 

そして最後に、

一番肝心な、日々の業務は…?

 

 

これからどうなっていくのだろう。

 

 

2020年はコロナの年でした。

2021年はそうではなくなるか、元のように戻るかと言ったら、

そんなことは無いと思います。

 

状況は今よりもっと厳しいものになるかもしれません。

「新しい生活様式」が本当に生活様式として定着するのかもしれません。

インフルやノロの対策にも繋がっているだろうし。

 

 

 

嵐の活動休止。

SMAPは解散、

TOKIOやNEWSやKAT-TUNはあんな感じ。

これまでのジャニーズの感じと変わりました。

 

YouTubeが一般的なものになり、

テレビから活動の拠点を変える人もたくさん。

オリエンタルラジオも抜けるなど、

吉本興業の今後もどうなるだろうか。

 

YouTuberも所属事務所から抜けたりして、

水溜まりボンドはずっと続けていた毎日配信をストップ。

 

女性アイドル業界もそうだけれど、

これから「事務所」、大きな組織の在り方はどのようになっていくのだろうか。

 

私も大きな組織の一員でもあるので、

そうした社会の流れはすごく気になります。

(抜けるわけではありませんが)

 

 

 

前のように戻ることは無いと思います。

もちろん学校も。

 

これからGIGAスクール構想はどうなっていくのでしょうか。

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どんな形で実現されるのだろうか。

その中で自分に何ができるだろうか。

そこについての情報を集めたり、さらに構想を練ったり、

自分の中で準備を進めておきたいと思います。

 

 

 

今年もやること、やりたいことたくさん!

わくわくするなぁ

楽しみだなぁ(^^)

 

 

 

今年も、おもしろおかしくやるんべぇ♪

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたー✨

20 蝦夷國一之宮 北海道神宮(北海道札幌市)+α【全国一之宮巡拝の記録】

 

ものすごく久々に、一之宮巡拝の記録の更新です。

 

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前回の洲崎神社をもって、

関東地方の一之宮を全部回り終えました。

 まさかこんなペースで各地の一之宮を巡ることになるとは思ってもいませんでした。

 

 

「なんか一段落してしまったなぁ…」

 

 

 

 

 

そんな時!

 

 

まさかの、

 

 

北海道に行く予定ができました(^^)

 

 

これは「北海道の一之宮に行け」というメッセージでしょうか、

北海道にある一之宮はどこか、調べてみました。

 

予定があったのも北海道神宮も、同じ札幌市。

これは完璧すぎる流れです。

 

早速、飛行機のチケットを取りました。

一人で飛行機に乗るのは初めて、ドキドキです。

 

飛行機のチケットを取った後は、宿泊場所の確保を。

 

 

 

 

 

探しても探しても、

一泊ウン万円という宿しかありません。

 

なぜ!?

 

 

 

 

理由は後から分かりました。

 

 

行こうとしていたのは2月の3連休。

 

 

 

さっぽろ雪まつりの時期と被っていたのです💦

 

 

 

ま、直前になればキャンセルで部屋の空きも出るだろうと、

宿の予約はせず。

 

 

 

 

 

 

出発前日にいい宿が取れました!

導かれてるー♪

 

 

ということで、出発🛫

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まさかの成田も雪☃

無事に飛行機飛んで良かったー

 

 

 

 

てなわけで、

 

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いざ北海道神宮へ!!

 

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境内を進んでいきます。

 

 

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手水舎の屋根にも、雪がたくさん積もってる☃

 

 

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神々しい✨

はるばる来たぜ、札幌!!

 

 

北海道神宮の御祭神は、

・大国魂神(おおくにたまのかみ)

 (大国主命ではない、北海道の土地の神様)

大那牟遅神(おおなむちのかみ)

 (こちらは大国主命の別名ですね)

少彦名神(すくなひこなのかみ)

開拓三神と、

 

明治天皇が祀られています。

 

もともとは北海道は蝦夷

開拓に伴い、明治天皇の詔によって、

他県と同様に一之宮が置かれました。

 

最初は札幌神社という名でしたが、明治天皇の増祀をもって、

北海道神宮となったそうです。

 

開拓とみることもできるけれど、

侵略という見方もできる。

非常にナイーブなところですねぇ。

 

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おおお!!!

社殿のある方は曇りで、合間から日が差し込む感じでしたが、

振り返るととってもいい天気🌞

美しい参道✨

 

 

 

少し戻って末社に向かいます。

 

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末社、穂多木神社。

北海道拓殖銀行の物故者の御霊が祀られています。

っかいどう・くしょく・んこうで、穂・多・木ってことらしい。

 

 

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末社、札幌鑛靈(鉱霊、こうれい)神社。

開拓に関わる鉱業に従事した殉職者の御霊が祀られています。

 

 

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そして末社開拓神社

 

伊能忠敬間宮林蔵

北海道の名付け親である松浦武四郎など、

北海道の開拓に尽くした先人、37柱が祀られています。

 

 

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少し離れたところに包丁塚なんてのもありました。

昔の人はこうやって道具を大切にしてきたんだなぁ。

 

 

これにて参拝終了!

 

 

 

ちなみにこの前日の夜、

用が済んだ後に、少し札幌市内の観光も(^^)

 

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これがかの有名な時計台か!

 

 

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ちゃんと雪まつりも見てきました☃

この状況で、来年はどうなるんだろうなぁ。

 

 

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札幌の方々はこんなにおいしいものを食べてるのか。

レベルが違い過ぎる…

 

 

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今回は滞在時間が短く、あとはなにせ寒すぎたので、

あまり観光はできず。

 

しかし北海道神宮に参拝でき、

まさかの雪まつりも見ることができたので良かった良かった。

今度は夏に、もう少しゆっくり観光したいなぁ。

 

 

それができる時は、いつ来るのだろうか。

 

 

と、

思い出に浸りながらブログにまとめる

令和2年の年末でした。

 

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪

足袋旅第3弾👣

 

所用があり、足利にある知り合いの園芸店へ。

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そのまま帰るのもなぁと思い、

車を置かせてもらって周辺を散策することに(^^)

足袋旅第3弾のスタートです✨

 

 

 

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足利で行ってみたかったところ。

まずは鑁阿寺(ばんなじ)へ。

こちらは楼門(仁王門、山門)と反橋。

 

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鯉に、

 

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鴨に、

 

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鳩がお出迎え。

 

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門をくぐって進んでいきます。

 

 

 

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鑁阿寺はもともとは足利氏の館なのだそうです。

八幡太郎義家(源氏の祖)の子である源義国と、

その子、源(足利)義家(足利氏の祖)が、

二代にわたって邸宅としました。

 

源(足利)義康の子、足利兼重によって、

足利氏の氏寺として建立されたそうです。

なるほどなぁ!

 

写真とともに、境内の紹介を。

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国宝にもなっている本堂(大御堂)。

 

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中御堂(不動堂)。

 

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一切経堂。

 

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大銀杏と多宝塔(塔婆)。

 

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鐘楼。

 

どれも立派!

 

 

 

 

さらに奥へと進むと、

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大酉堂(おとり様)。

 

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校倉。

 

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ひるこ堂。

 

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そしてお稲荷さんがありました。

 

 

 

 

 

鑁阿寺への参拝を終え、来た道を少し戻ります。

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ということで次なる目的地は、

 

 

 

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「日本最古の学校」と言われる、足利学校です。

 

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學校門。「学校」と書かれた門はここしかないそうです。

 

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孔子廟

 

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中には孔子坐像と、

学問にすぐれ野相公(やしょうこう)と呼ばれた小野篁(おののたかむら)坐像がありました。

 

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庭園も見事です!

 

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メインの建物で、方丈、庫裡(くり、生活の場)、書院。

 

 

 

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中には宥坐の器(ゆうざのき)というものがありました。

水を入れると器が安定するのだけれど、

ある一定以上入れるとひっくり返ってしまう。

腹八分目。何事もほどほどが大事なんだなぁ。

 

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少し見える書院はこんな感じ。

 

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フランシスコ・ザビエルによって、

日本の中で最大、最も有名な坂東の大学として世界に紹介されたそうです。

 

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国宝の書物もたくさん!

 

 

 

 

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他にも衆寮や、

 

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図書館、

 

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奥には庠主(しょうしゅ、学長)の墓所など、いろいろとありました。

 

 

 

 

また少し歩いて、いよいよ最後の目的地、

 

 

 

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織姫神社です。

 

 

 

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ここまで歩いて、最後に階段はなかなかハードでした💦

 

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もう日も沈みかけています。

 

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足利と言えば織物。

しかし機織の神社がありませんでした。

 

宝永2年(1705年)、足利藩主であった戸田忠利が、

伊勢神宮の直轄であり、天照大御神の絹の衣を織っていたという

神服機織神社(かんはとりはたどのじんじゃ)から、

 

天御鉾命(あめのみほこのみこと)と、

天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)の二柱を勧請し、

織姫神社遷宮したそうです。

(本当はこの間、もっと複雑だったようですが)

 

 

機織りを司る天御鉾命と、

織女の天八千々姫命

二柱で共同して織物を織り、天照大御神に献上したそうです。

 

織物は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織り合って織物になることから、

男女二柱の神様を御祭神とする、縁結びの神社と言われるようになったそうです。

 

たーてのいとはあーなたー、よーこのいとはわーたしー

おりなすぬのはー♪

ってやつですね(^^)

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また織物をつくる織機(しょっき、機械)は鉄でできているものも多いので、全産業の神様といわれ、

7つのご縁を結ぶ産業振興の神社とも言われるそうです。

 

なーるほどなー!

 

 

今回写真に撮り忘れましたが、

織姫神社には7色の鳥居の並んだ道もありました!

 

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足袋旅をするのは、いつも急に思い立って。

毎回帰り道は夕暮れ。暗さと寒さとの闘い。

次はちゃんと計画しよっと!

 

 

 

 

というわけで、

今回は足利のまちと、

行ってみたかった3つのスポットを

じっくりと見て回ることができました(^^)

 

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪

最近は小説を、の話。

 

今回読んだ本はこちら。

ツナグ(新潮文庫)

ツナグ(新潮文庫)

 

 

辻村深月さんの「ツナグ」

 

辻村さんの作品を読むのは2作目。

以前「かがみの孤城」を読んだことがありました。

かがみの孤城

かがみの孤城

 

 

その時はおススメされて読んだのですが、

おもしろくって一気に読み切ったことを覚えています。

 

そして今回の「ツナグ」もまた、おススメされたので読んでみました。

(ツナグの方がかがみの孤城より過去の作品だけど)

 

 

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。

使者である主人公の歩美と、依頼主ごとに違うエピソードがまとまった長編小説です。

 

かがみの孤城を読んでからだったので、小学校高学年くらいでも読みやすいものかと思いきや、

生者と死者、立場の違う両者の心情から、生と死についても深く考えさせられる、

深いというありきたりな言葉でしか説明できない自分の語彙力のなさを恥ずかしく思う作品でした。

 

最初は「同じようなエピソードが続くのだとしたら先が長いなぁ」と感じながら読んでいたのですが、

「親友の心得」の章、女子高生のストーリーで、一気に没入スイッチ入りました。

この心理描写、すごいわぁ(またしても語彙力のなさが…)。

 

そして最終章、「使者の心得」も良かった。

個人的に、それぞれの章が独立しているのではなくて、どこか繋がっているパターンが好きなのでそれもハマった要素の一つ。

 

 

最近はYouTubeで動画ばかり観ているのだけれど、正直飽きてきた。

動画は分かりやすくていいのだけれど、その分かりやすさがつまらなさにもなる。

 

何か新たな情報、ノウハウを得たいときには、動画は分かりやすくていい。

DIYやら料理やら。

 

ただ物語は、分かりやすさが邪魔になる時もある。

自分の経験と重ね合わせたり、想像で補ったりできる余地が欲しい。

 

映画って難しいなぁ、と思う。

一つの物語を語るのに、2時間という尺は短い。

結果として詰め込みすぎになってしまうし、かといって時間を伸ばしてだらだらと続くのも飽きる。

最近はストーリーよりも映像美で勝負してる感があるので、ちょっと私の望むものとは違う。

 

ただ、小説は小説で、読むのに時間が掛かるんだよなぁ…

そのあたりも、難しいなぁ。

 

 

絵本やらマンガやら、絵があると分かりやすい。

しかしその分かりやすさに、いつか飽きる時が来るのではないか。

活字の本を子どもに読ませたいと思うなら、

まずは飽きるほど絵本やマンガを読ませればいいのではないかと思う。

絵本やマンガには絵本やマンガの魅力があり、

活字の本には活字の本の魅力がある。

 

同じように、ラジオなどの音声には音声の、

テレビ、映画、YouTubeなど、動画には動画の魅力がある。

 

これらは対立するものではなく、

どれが優れたものか、と考えるのも少し違う気がする。

 

それぞれの良さがあり、あとは好み。

私は、よりシンプルなものが好きかな。

そう考えると、情報を極限まで削った「俳句」という文化、凄いなぁ。

ハマったりして(^^)

 

 

 

あ、「ツナグ」には続編もあるらしいので、

いつか読みたいなぁと思います。

 

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪

同じタイミングで同じ本を!?の話。

 

今回読んだ本はこちら。

モモ (岩波少年文庫)

モモ (岩波少年文庫)

 

 

ミヒャエル・エンデ作の「モモ」です。

 

ずっっっっっと前に一度、読もうと思ったことがあったのですが、

長くてその時は途中で挫折しました。

 

しかしいつかまた読みたいなぁと思っており、

今回ようやく最後まで読むことができました。

 

対象は小学校5・6年生以上とありますが、

大人が読んでも十分楽しめると思います。

 

というよりも、絵本のように、

大人になってから読むとまた違った気付きを得られるような、

忘れていた大切なことに気づかされるような、そんな感じのする本です。

 

主人公モモが時間泥棒に立ち向かっていくストーリーにわくわくし、楽しく読めるのはもちろんですが、

自分自身の「時間」の使い方についても考えさせられます。

 

効率の良いこと、速いことが良いことのように思われますが、

そうやって生み出した時間を何に使うのか。


そこが一番大事なのに、忙しさの中で考えることすらしなくなってしまう、できなくなってしまう、

それでは本末転倒だなと思います。

 

 

最近はこんな感じで、 

www.futaba1107.com

www.futaba1107.com

 

畑仕事やら足袋旅やらをしているわけですが、

効率を求めないこと、一見無駄と思われることをする方が、

かえって充実感を得て、凄く楽しいです(^^)♪

 

これが生きた時間の使い方ってことなのかなぁ、なんて。

 

 

 

 

 

そして!

 

 

な、な、なんと!!

今日!!

 

www.youtube.com

 

オリラジのあっちゃんも、

YouTube大学で「モモ」を紹介しているではありませんか!!!

 

 

同じようなタイミングで、同じ本を読んでいるなんて!

 

ビックリだ!!

 

 

 

長めの本ではありますが、それだけの時間を費やして読む価値ありです✨


年末年始など、時間のある時に是非読んでみてください!

おススメします(^^)

 

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪

GIGAスクール構想の話。

 

www.mext.go.jp

 

勤務校でもいよいよ工事に向けて準備が進むなど、

現実味を増してきたGIGAスクール構想。

 

児童生徒一人一台の端末を用意し、高速大容量の通信ネットワークを整備するものです。 

 

整備されても、今の授業の枠組みの中で、うまく活用するのは厳しいでしょう。

ただでさえやることぎっちぎちなのに、そこに新たにICT機器を活用する場面を設けなくてはならない。子どもも教員も使い方に慣れていません。それだけの時間的な余裕があるでしょうか。

 

ICT機器を使わなくてもできることや、むしろそこは紙とペンでやった方が良いことに、わざわざICT機器を使う必要は無いと思います。

 

自分の考えを端末に記入し、大型モニターで共有するなんて活動がありますが、

果たしてそうした活動をする意味がどれだけあるでしょうか。そうした場面が将来どれだけあるでしょうか。

未だに既存の授業スタイルから抜け切れていない、既存の授業スタイルにICT機器を当てはめようとしているように感じます。

これだとICT機器を活用できる場面が少なくなってしまいます。

 

 

これはアナログ人間な私だけかもしれませんが、

物事を思考するときは、紙とペンの方がやりやすいです。

 

今こうしてパソコンで文章を作成していますが、途中でよく分からなくなります。

特にプレゼンテーション資料を作る時なんて、いきなりパソコン上で作成するのは私には無理です。

一度マンガのコマ割りみたいに、どんな内容を載せるか紙でざっと構想を練って、

思いついたことをペンで書き足して、後からパソコン上で資料を作成する、という具合にやっています。

アナログな紙とペンの方が優れていることは何かを考えずに、何でもかんでもICT機器を使ってやろうとするのも難しいと思います。

(スタートからICT機器を使う子供たちは違うのかもしれないけれど)

 

 

ICT機器を上手く活用するには、授業そのものをがらっと変える必要があると思います。

現在の評価に合わせ「知識・技能」と「思考・判断・表現」の2つに分けて考えてみると、

 

「知識・技能」

例えばたし算やひき算の筆算ができるとか、歴史の用語を知っているかとかについては、クイズゲーム的にネット教材を活用してしまえばいいと思います。

高校生の時、授業中に暇だったので電子辞書の漢字テストみたいなのをやっていたのですが、そんな感じです。

そして教習所の効果測定みたいにテストをして合格点だったら「知識・技能」に関してはOK!でいいのではないでしょうか。

こうすれば身に付いている子が周りに合わせて必要以上にプリントで計算練習をしなくて済みますし、身に付いていない子は似たような問題に繰り返し挑戦することで定着を図れるのではないかと思います。

これこそが個別最適化なのでは。

ある到達点は設定するけれど、そこへの向かい方はそれぞれ。これは現状の授業スタイルだとなかなか難しいと思います。

 

自由に取り組めれば、早く終わっている子は、次の内容に進めるという良さもあります。各単元が一つの単位のようになる感じ。できる子はどんどん先に進めばいい。そのうち先の学年の内容に進む子も出てくると思います。単位式の飛び級みたいな。

みんなが同一歩調だと、お互いを気にかける余裕がなかなかできません。45分なんてあっという間です。先に進んでおいて余裕があるからこそ、進みのゆっくりな子のことを気にかけられます。

 

あとはこうした教材を誰が作成するのか。

デジタル教科書が、こうした問題集的なものになるのか、

既に開発されているネット教材を活用するのか、

教材会社が今後開発していくものを活用するのか、

 

一人一台の端末と校内Wi-Fiが整備された時、

こうやってICT機器を使って取り組める教材とテストがあればすぐにでも導入できる。

これを授業内で取り組んでいけば、「知識・技能」に関しては、今より理解度が上がる気しかしないなー。

 

 

次に「思考・判断・表現」

これは今も実践していたりしますが、単元レポートの作成とかで良いんじゃないかなぁ。

例えば理科ならば、仮説を立て、それを検証する計画を立てて観察や実験を行い、結果をまとめ考察する。それをレポートにまとめて提出。

前にも書いたように、私は思考するのは手書きの方がやりやすいので、レポートは手書きでもいいんじゃないかなと思います。教科書を丸写しするのではなく、イラストを加えたり、自分なりの解説を書き加えたり。完成したレポートはそのまま下級生が使える資料にもなります。レポートを写真で撮り、データ化して保存。これでデジタルポートフォリオも完成。

やりたい子はレポートを端末上で作成してもOK。ただそれだけの時間的な余裕があるかなー。

私みたいに一度紙で思考する場合には時間が足りないけれど、これからの時代の子供たちはそれが一気にできるかもしれない。

 

 

ゲーム的に知識・技能を高める学習にしても、

思考・判断・表現を深めるためにレポートの作成をするにしても、

時間も場所も問われません。

 

キリが良いところまでと終わりを自分で決めることができるし、

集中力が切れたら他のことに切り替えるのもアリです。

算数をやっている子の隣で英語をやっている子もいるかもしれません。

各教科の各単元が単位のようになったら、違う学年の子が同じ課題を学び合っているかもしれません。下の学年の子が上の学年の子に教えてあげる姿も見られたり。

教室でやっても良いし、図書室でやっても良い、

今のような教室よりも、海外のように、先生がいる教室に子供が行く、そして相談したい先生のところに行って構わない、という方が良いかもしれません。

感染症が心配だったり、何らかの事情で通えなかったりする子は、オンラインで繋がることもできます。

そうなったら各学校の選び方ってどうなるのだろう。

それぞれの学校が特色を打ち出し、子どもと保護者が自分にあった学校を選択する、というようになるのかもしれません。

 

教師の仕事は、自分の教室に来た子の相談に乗ったり、

それぞれの学習の進捗状況を確認して適切にアドバイスをしたり。

 

担任という枠組みはどうなるのだろう。

職員のネット上にそれぞれの子供の情報が共有され、

その都度書き加えて更新していく、という風になるのだろうか。

 

同い年の子が1年間同じ部屋にいるというのはなかなか不自然。

流動性の少なさに、他者と比較した劣等感や妬み嫉み、同調圧力の高さがいじめや不登校などの問題を生んでしまうのも無理もない状況。

端末さえあればどこでもできるので、好きな場所で、やりたい人と一緒にできる。逃げ場がある。

 

GIGAスクール構想を最大限に生かすならば、自然と今まで通りの授業や学級・学校の枠組みでは通用しなくなる。

教科指導力、学級経営力。これまで高めようと思ってきた職能が、無駄になるわけではないけれど、一気に崩れ落ちるような価値観の変化。

これからどんな能力を高めていけばよいのか、全く先が読めない。

変わっていく期待もあるけれど、いやー、不安な気持ちも結構大きい。

 

ただ今回の構想にかけた予算はすごい額。

現状のシステムにあてはめるだけなら、せっかく配備された端末なのに、あまり活用できない。やったけれど大して変わらなかったでは通用しないと思う。

 

どのようにICT機器を活用できるか、

使う方が良い活動とそうでない活動の見極め、

これからの学校を支えるのに必要な職能とは、

 

そのあたりを今後も考えていきたいなぁ(^^)

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪