ある方が、この方の記事をシェアしており、
そこから興味をもって、noteの投稿を読み漁りました。
荒川和久さん。
「独身研究家」だそうです。
noteの投稿からも、なるほどなぁと感じることが多く、
3冊本を購入し、読んでみました。
これらの本を読んで得たこと、考えたことなどをまとめておきたいと思います。
良い高校に行けば、良い大学に進学でき、
良い大学に行けば、良い就職先があり、
良い就職先に就けば、一生安泰。
というモデルが崩れてきているのは、何となく分かる話。
それと同じように、結婚すれば一生安泰、というわけでもないのかなと。
世の中にはいろいろな形の独身世帯があります。
未婚の人はもちろん、
夫婦生活が続かなくなった人もいれば、
死別ということもあります。
そうした独身世帯が、2040年頃には日本の半数近くを占めることになり、
逆に既婚世帯の割合がどんどん低下していく見込みです。
結婚する人を増やそうにも、問題がたくさん。
終身雇用が不安定になり、社内でのつながりも希薄化。職場結婚の減少。
また地域内の結びつきも弱くなり、結婚をすすめるおばちゃんもいなくなった。
無理にやろうとすればハラスメント認定されてしまうし。
地方は独身男性余り。
都市部は独身女性余り。
お互いの結婚に求めるニーズが合わないので、噛み合わず。
離婚歴のある男性が未婚女性と結婚することが多く、
日本は「時間差一夫多妻」化している。
少子化ならぬ少母化がますます進む。
結婚する人を増やし、子どもを産み、今の社会構造を維持しようとしても問題は山積み。
「おひとりさま」が増えていくこと、人口が減っていくことに抗うのではなく、
そうした状況にあった社会にしていく方が現実的なのでは。
過去を見れば、江戸時代は超おひとりさま時代。
独身男性が江戸の町にあふれて居たからこそ、新たな文化が生まれ、経済も回っていた。
家族も子どもも持たずとも、江戸の町を支えたりインフラの整備をしたりすることに尽力した。
そうした恩恵を私たちは今受け取っています。
こうやって経済を回すおひとりさまがいてもいいし、
結婚し子どもを産み育てることに重きを置く人がいてもいいし、
他人の子を一緒に育てるおひとりさまがいてもいい。
「困ったときはお互い様」
血の繋がりだけに捉われず、失われつつある「地のつながり」の復活や、
ネットなどを活用し、新たなコミュニティを創造するなど、まだまだできそうなことがたくさんありそう。
どれが良いか悪いかではなく、もっと互いに尊重しあえたらいいのになぁ(^^)
おもしろいなぁと思ったのが、
生活面でも精神面でも自立したおひとりさま同士の男女の方が、
意外と結婚生活が上手くいくことが多いということ。
結婚していようがいまいが、最後に死ぬときはどのみち一人。
孤独死にネガティブなイメージが尽きがちだけれど、
野生の動物は死期を悟ると群れから外れ、ひとり静かに死を迎えたりする。
本人は死を迎えようとしているのに、
家族の要望で延命が進められたりもするし、
どれが良いか悪いかなんて分からん。
結局は、自分の命には自分で始末をつける。
そういう覚悟をもって一日一日を大切に生きることでしょう(^^)
おもしろおかしくやるんべぇ♪