おもしろおかしくやるんべぇ~ゆとり世代も悪かねぇ~

THEゆとり世代。さとり世代とも言われる世代「ふたば」の見方や考え方、そして日々の学びをまとめたブログ。

才能について考えてみた話。

 

今回読んだ本はこちら。

才能の正体 (NewsPicks Book)

才能の正体 (NewsPicks Book)

 

 

「ビリギャル」で有名な、坪田信貴さんの著書です。

 

 

この本を読むきっかけは、たまたまある方に紹介されたこと。

ちょうど溜まってた本を読み終えたところだったので、その翌日には購入してました。

 

読んでの感想をまとめたいと思います。

 

 

 

結局のところ、結果ありき

 

「ビリギャル」で、さやかちゃんが慶応大学へ合格します。

 

もし合格できていなかったら、

 

「そりゃあの子が合格できるわけがなかった」

「無謀だと思ってた」

「どれだけ勉強したって無駄」

 

そう人々は思うでしょう。

 

 

 

しかし、今回は合格することができました。

 

 

ではどういう反応になるかというと、もちろん

「すごく勉強したんだなぁ、すごいなぁ」

というものもあるでしょう。

 

しかし、

「元々賢かったんだろう」

「才能があったんだろう」

「運が良かったんだろう」

 

そんな風に思う人もいると思います。

 

 

その事実を受け入れたくない人は、どうしても受け入れられません。

 

ただ確実に言えることは、こうやって

「元々賢かったんだろう」

「才能があったんだろう」

「運が良かったんだろう」

 

と言われるのは、慶応大学に合格するという結果を出したからです。

結果がなければ、そう思われることすらもありません。

ということで、結局は結果ありきなんです。

結果によって、それまでの行動や出来事の解釈が全く別のものになってしまうんです。

 

 

 

「Why型」から「How型」思考へ

 

「なぜ?」と原因を追究する「Why型」思考は、一見良さそうな気がします。

 

しかし何かをやっていてつまずいたとき、

「自分には才能がなかったから」

と自己否定に陥ってしまいがちです。

 

誰かがやってのけた時には

「あの人には才能があったから」。

 

こうやって自分で限界を作ってしまったり自己否定に陥ってしまったりし、思考停止になる恐れがあります。

 

 

上手くいったこともいかなかったことも、全部をひっくるめて、

「自分は経験を次にどのように生かしていくのか」

そうやって繋げていく「How型」の思考もいいなぁと思います。

 

まぁ視点はいくつか持っておいて、その場その場で自分にとっていいように使っちゃえばいいんでしょうね。

 

 

筆者の考える「本当の成功」

 

以下は文中からの書き抜きですが、

 

「僕に言わせれば『本当の成功』というのは『100年かけても達成したい』と心の外から思うものを見つけることや、そういう思いを分かち合える仲間を見つけることです。」

 

 

この言葉にグッときました。

 

確かに自分が心の底からこれをやりたいと思ったことは、多少の無理をして頑張れます。それをすること自体が心から楽しめる、喜べることなので。

そしてそこに同志が加わったら。もうこの多幸感といったら、はんぱないです。

 

 

才能の芽

 

才能とは自分の中にあるもの。

いや、自分の中にしかないもの。

 

ついつい周囲の環境のせいや他人のせいにしがち。

だけど、それらを元に、できない自分にしているのは、ほかでもなく自分自身。

才能の芽を育てるも枯らすも、すべて自分次第。

 

当たり前と言えば当たり前なのだけれど、このことに向き合うのって結構勇気がいる。

上手くいくもいかないもすべて自分の責任になってしまうから。

 

でも、自分の人生に自分で責任をもたずに、

才能だけは開花してもらいたいと考えるなんておこがましいよね。

 

辛いことにも直面しながらも、覚悟して前を進む人生も良し、

リスクを避けて現状維持をするも良し。

 

すべてはその人がどう生きたいか。

 

私は前者を選択したい。

だって大変だけど、面白そうだから。

人生ドラクエ(^^)

 

 

「才能の正体」とは

 

筆者はずばり言ってます。

 

「観察力」「洞察力」「想像力」で相手の思考や考えを見抜ける人が、「才能がある人」であり、「ビジネスで成功する人」です、と。

 

できる人ほど気が利き、愛情や人間味がある、ということでしょうかね。

 

私も、見られている、気にかけてもらっているということが分かれば、その人に対しては最大限尽くそうと思います。

 

今度はそう思ってもらえるようにしていかなきゃな。修行します。

そのためには、自分の望むようなことを既に体現している人を、徹底的に真似することみたいです。

 

 

指導「する側」と「される側」のずれ

 

「してやる」という感情での指導は、人間関係も、相手の感情も悪化させ、能力も伸びない。

 

これはすごく納得です。

理解させようとすればするほど上手くいきません。

大切なのは、指導する側の我を出さずに、あくまで客観的に中立的に、事実をフィードバックをすること。

 

 

 

結構内容盛りだくさんの本でした。

著者である坪田先生にも、この本を手に取るきっかけをくださった方にも感謝です(^^)

 

おもしろおかしくやるんべぇ♪