おもしろおかしくやるんべぇ~ゆとり世代も悪かねぇ~

THEゆとり世代。さとり世代とも言われる世代「ふたば」の見方や考え方、そして日々の学びをまとめたブログ。

違う環境(高校)の現状を知った話。

 

都市部の偏差値トップレベルの公立高校。

そういう高校を出ているわけではないので、私にはその実情が分かりませんでした。

しかし最近、ちょうどその実情を知ることとなりました。

 

毎年東大に約10人、京大に約10人、旧帝大を合わせると何十人、という卒業生を輩出する、都市部の偏差値トップレベルの公立高校。

つまり日本の公立高校のトップレベルと言ってもいい。

 

 

勝手な私のイメージですが、もうこうしたレベルの高校になると、

 

「先生。試験のための勉強なんてつまらないから、もっと面白い話してよ」

と、その分野の最先端の話をするとか、

反対に、

「〇〇についてどう考えるか」

と、その分野について、とても高校生とは思えないような内容で議論するとか、

そんな姿を勝手に想像していました。

 

まぁそんなのは名門の難関私立高校くらいなようですね…

 

それどころか、アクティブラーニング型の授業をしたら、

「もっとわかりやすく先生に解説してほしい」

なんて言葉も出るくらいだそうで。

普通の公立高校、進学校レベルならまだいいとして、日本トップレベルの公立高校でそれかい。

これまでの学校、塾など、いかに受け身の学習で過ごしてきたのかがよく分かります。

しかしそんな中で、

「そんなの自分で考えろよ。ここは〇〇高校だぞ。」

と鼓舞する同級生がいるそうで、そうしたところは救いだなぁ。同級生が言う言葉の影響力は大きい。

 

 

またそうした高校に長く務める先生は、年々変化する生徒たちのことをよく知っている。

日本トップレベルの公立高校なので、そりゃぁ各教科たくさんの課題が出る。

かつては

「どうしてこれをやる意味があるのですか」と教師に問いかけ、討論するような姿があったり、「やる必要性が感じられなかったのでやりませんでした」という猛者もいたりしたらしい。

それでもその分、試験の点数や進学先など、自分の目指すものは到達できるよう、主体的に工夫して取り組んでいたらしい。

 

現状はと言うと、そのたくさん出る課題を丁寧にこなし、パンク状態になっている生徒が結構多いとか。

何度も言いますが、普通の公立高校、進学校ならまぁそれでも仕方ないかなという感じですが、日本トップレベルの公立高校の話です。

ゆくゆくは国会議員や官僚、企業の経営者、各分野の専門家、そうした日本の未来を支えるような人材となっていくはずです。それがこの受け身の学習が主で、現状に飲まれそうになってもその状況を変えようと動かないというのは、相当まずいと感じるのですが、いかがでしょう。

そしてこうした都市部のトップレベルの公立高校に進む子たちは何も特別な存在ではなくて、どの小中学校にも何人かは必ず在籍しているはずなのです。

 

ただでさえ人数が少なくなっていく目の前の子たちが、今後の日本を担っていく貴重な人材です。

その視点を常に持ち続けなければ、良かれと思ってやっている日々の教育が、国を弱体化させてしまう可能性だってあるんです(^^)