今年度の『学び合い』はじっくりコトコト。ここにきてその片鱗が…

今年はなかなかじっくりの日々。それもそのはず、これまで丁寧な指導を受けてきて、互いに助け合い高め合うという経験をあまりしてきていないのだから。私としてはもどかしい気持ちもあった。このまま終わってしまうのかな…弱気になる時もあった。

 

明日は算数のテスト。「量の単位」。いろんな単位が同時に出てくるので、非常に分かりにくい。復習をしてもなんだかぱっとしない表情が多かった。

 

放課後、下校時刻ギリギリまで残っている子たちがいた、やっていたのは算数。ある子がある子に教えていた。そのなかで驚いたのが、「じゃあどういうことか説明してみて」と問いかけていたこと。

教えている側の子は、自分が色んな子に教える=説明することによって理解が深まっているのを何となく感じそういう方法をとったのかもしれない。または一方的に説明しても理解させきれないということを感じたのかもしれない。理由は分からないが、やり方を教えるのではなく相手の力を引き出すような問いかけをしながら教えているところを見て正直驚いた。教わっている子もなんとか言葉にし、答えていた。上手く言葉にできなくても、自分なりの言葉で説明することで何となく理解していくもの。いいぞいいぞ。

さらに返る前にふと学堂を見てみると、ここでもみんなで一緒に問題を解き合っていた。目が合うと「見ないで」というような感じ。いいぞいいぞ。

 

何がきっかけでこうなったのかはわからない。ただ明日のテストに向けて、教師のいない場所でも互いに学び合っているということは事実だ。クラスの中に少しは文化として根付き始めているのかなと感じ、嬉しく思う場面であった。

 

卒業後、私の元を離れても「みんなで」という意識が残ってくれたら嬉しい。いや、少しでも良いから残ってこそ本物なのだと思う。いくらその一年上手くいっても、その翌年からは消えてしまっているのでは、本物になりきれなかったのだと思う。(形だけじゃない、心のつながりとして)

 

今後、中学や高校での勉強や部活、そして受験。あらゆる場面でこうした姿を発揮して乗り越えていってほしい。さらには一人ひとりが新たな関係を築き、自分なりの幸せを感じながら生きていっていってくれたなら、これ以上幸せなことはない。