「NEM」って? 「マルチシグ」? 「ウォレット」が「ホット」とか「コールド」とか…
今回の事件、正直何が何だかよく分かりませんでした。
とりあえず不正流出したのは分かる、ただこれらのよく分からない「言葉」が、そのなんとなくの理解さえも邪魔をする。
あ、これが小学生が社会の勉強をする時の「分からなさ」かなということに気づく。何となくの流れは分かる。ただ意味のわからない言葉が乱立するだけで分かっているのか何なのか分からなくなる。
ということで、今回の事件の概要を掴むことによって、どうやって分からないものを分かるようにしているのか、思考の過程をまとめてみました。
まずは用語を調べ、概要をつかむ
Twitterのタイムラインから、どんな状況になっているのか簡単な言葉で分かる。新聞やネット上の詳細な記事を「教科書」とするならば、ツイートは「友達の言葉」に近いものかなと。正確ではないかもしれないが、概要を掴むにはこちらの方がやりやすい。
合わせてWikipediaやネット上の記事のリンク先などから、用語の意味を調べる。分からない言葉が分かるようになるだけで、もやっとした理解がすっきりしてくる。
最後に「友達の言葉」から何となく掴んだ概要と、調べた用語の知識を生かして、「教科書」に戻って読む。そうすると最初よりもすんなりと読める。「なるほど、そういうことだったのか!」分かった瞬間である。
概要を自分なりにまとめる、アウトプットする
概要を掴んだり用語を調べたりしているうちに、こんな状況になってきていた。
また分からない用語が出てくるので、調べながら理解を進めるのだが、あることに気づく。
「これ、サマーウォーズみたいな展開だな。」(違うかもしれないけど…)
既存の知識や体験に当てはめて考えることで、なんとなくの理解がだんだんと自分なりの解釈に。この変化の様子は自分でもはっきりと分かりました。「概要の芯」みたいなものができることによって、その後の流れは、この「芯」に肉付けをしていくだけで読み取れる。そんな感じになっていきました。
まとめ
まだまだ理解は足りないのだけれど、頻出用語の意味が分かることでもやもやは薄まりました。「概要の芯」ができることによって、新たな情報が増えても付随して考えられるようになりました。そしてこうやって自分の言葉でアウトプットすることにより、最初よりは分かるようになっている。そんな感じになりました。
理解を助ける「ツイート」のような情報に触れられるようにすること。これは「友達の言葉」に置き換えられる。互いに「これってどういうこと?」と聞き合える環境や時間の確保。
分からない言葉を調べる環境や時間の確保。
そして最後に自分なりの言葉に置き換える場面の設定。
こういう環境や時間がないと、「分からない」「なんとなく…」で終わってしまうのだと改めて実感させられました。日々の取組の中で大事にしたい視点です。