学校の部活 どうしたらいいのか

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今回の記事は部活を完全に学校から切り離し、地域に移行するというもの。

それに賛成な教員と反対な教員の割合はほぼ半々。多忙化解消と言いながら、時間外サービスとなっている部活。これが外部に移るだけでかなり負担は減ると思われる。それでも半分の教員はなくなることに反対している。その理由は何だろう。

 

考えられるのは、学校での授業以外のコミュニケーションの場、集団形成の場が無くなってしまうこと。学校では活躍する場面の少ない子が部活で居場所を見出し、活力としていける可能性がある。しかし部活は本来の教育活動ではない。あればいいのはもちろんなのだが、それによって生じているデメリットを考えるといかがなものか。

 

また部活が無くなった分、学校に何が求められるのか。授業の質の向上。また部活で発散できない心のケア。そうしたものに大きく期待が寄せられる。

「あの先生、授業は分かりにくいけど、部活の顧問としては素晴らしい」というのは通用しなくなる。

 

何よりも、いろいろと議論されていても、「世間から求められている」というところがポイントだろう。辞める判断を下すのはなかなか難しい。

では保護者は本当に子供に部活をしてほしいのだろうか。子供も部活をしたいのだろうか。部活をしない分の時間を自分で管理し過ごせるのであれば問題ない。趣味や習い事に費やせば時間の有効活用ができる。ただそうした環境にいない子供も多い。そうした子たちが暇を持て余し「荒れる」のを懸念しているのだろう。またかかる費用や負担などが部活と同程度であって、具体的にどんな活動の様子なのか、姿が見えてくれば移行に肯定的な意見も増えてくるのではないか。

 

 放課後を過ごす場は部活でなくても構わない。地域にそうした場があればいい。とはいっても現状、地域にスポーツや文化芸術のできる場は整備されているとは言えない。部活をやりたい教員はこうした場で講師として活動すればいいし、趣味としている人たちと集まって取り組むのもいい。海外ではそういった場が普通にある。

これまでは部活が担ってきたものを地域にいきなり委ねるのはさすがに無理がある。ただ少しずつでも地域を巻き込んでいけたら、今よりは良い方向に向かうのではないかと思う。